おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

2012年初見蝶 キタテハ

2012年03月21日 03時28分58秒 | 昆虫
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写真1 排水路脇の農道にとまるキタテハ、翅は欠けてない


写真2 田んぼの残り稲藁にとまり日光浴のキタテハ、翅は欠けている


写真3 この個体も翅は欠け、田んぼの残り稲藁にとまり日光浴


 埼玉県の早場米地域、旧北川辺町を本日2012年春分の日に歩く。
 耕起のトラクター2台、畦塗り・畦造りのトラクター1台、畦に除草剤を振る男性、畦を補強する男性を、それぞれ見る。
 本日は暖かく、微風ゆえ、蝶が飛び出すのでは、と期待しつつ歩く。想いが通じたのか、排水路の上を飛んでいる。地上に止まる姿を見るとキタテハ、撮る(写真1)。今年、初見の蝶。
 本種は成虫で越冬するので飛び始めるのが早いのであろう。本種を6頭ほど視認。その後、ベニシジミとツマグロキチョウを視認し撮る。ちなみに、昨年の初見蝶はアカタテハ。
 写真の3頭は異個体。

 引用・参考文献等:当ブログ2011年03月02日同年12月14日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年03月20日 撮影地:埼玉県加須市(旧北川辺町)柏戸
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なに なさってんですか43  ホウレンソウとってます

2012年03月20日 08時04分54秒 | 農業

写真1 3月3日、家族3人でホウレンソウ収穫。左にワラノーが見える


写真2 ホウレンソウとビニールトンネルの間の裸地にはユウガオを植える


写真3 3月18日、ホウレンソウ収穫を終え、耕され、ユウガオを待つ畑。写真1、写真2と同じ畑
 

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 桃の節句3月3日、自治医科大学の東に広がる畑作台地を歩く
 3人が畑で作業中
 現場に着き、なに、なさってんですか
 ホウレンソウとってます、と女性の答え
 家族3人で収穫中
 以下、女性(母親)が次のように教えてくださる
   <どこに、出すんですか> 農協、東京へ行くみたいよ
   <ホウレンソウとビニールトンネルの間は、なぜ、空いてるんですか> カンピョウ(ユウガオ)を植える
   <今、ホウレンソウが植えてある所は、どうなるんですか> カンピョウのツル(蔓)が伸びる

  
 当地はカンピョウの産地
 ホウレンソウ畑は、4月以降、ユウガオ畑になる
 写真にみえる薄茶色のパゴダ・仏塔状のものはワラノーと呼ばれる
 秋に干し稲わらを積み、ユウガオのツル・蔓が伸びる際に敷かれる

 引用・参考文献等:弊ブログ2011年06月08日07月01日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:写真1・2;2012年03月03日、写真3;同月18日 撮影地:栃木県下野市
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バレイショ種芋の芽  あなたは何を連想 しますか? <我が家の菜園33>

2012年03月19日 02時03分20秒 | 家庭菜園
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写真1 キタアカリの芽 連想するのは人面?、それとも動物剥製の頭蓋骨? はたまた・・・


写真2 キタアカリの芽 連想するのはカエル?、カタツムリ? はたまた・・・


写真3 キタアカリ1kgを32個に切り分ける


写真4 ダンシャク1kgを28個に切り分ける


 今年も我が家の菜園に植えるジャガイモはキタアカリとダンシャク。ともに1kgを、キタアカリは280円、ダンシャクは240円で購入。
 キタアカリは3月11日に、ダンシャクは3月17日にそれぞれ植えた。はたして何倍に植えるのか、楽しみ。掘り取りは6月。

 引用・参考文献等:当ブログ2011年07月08日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:写真1・2・3;2012年03月11日、写真4;同月16日 撮影地:筆者宅
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浜の川物語4  利用規則

2012年03月18日 03時24分21秒 | 農村の水
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写真1 浜の川湧水の洗場は規則で4つに分かれている。


写真2 4つに仕切られている洗場。手前は洗濯場


写真3 下流での利用に配慮する看板


写真4 洗顔、手洗いは禁止


 浜の川湧水の洗場は自由に利用されているわけではない。
 衛生を考えて上流から下流へ4つに仕切られ、それぞれ利用対象を分けている。
 洗顔と手洗いも禁止されている。
 さらに、下流での利用にも配慮し、魚の残渣、残飯、ゴミ類の流し込みは禁止されている。
 昔は仕切られてなく、子どもたちは泳ぎ、湧水口は2ヵ所であることを、「手造り浜の川豆腐 林田商店」のご主人(本文では夫と記す。)の次の話に知る。
  <ここが、旦那さんの里なんだ> 夫:そうです。
  <じゃ、旦那さんは、ちっちゃいころは、この湧水で泳いだりしてたんですか>
   夫:泳いどったですよ。
  <旦那さんがちっちゃい頃から、4つに分かれてたんですか> 夫:いや、つながっとった。
  <じゃ、下の方で、今洗濯するとこで泳ぎよって、水源の近くは米とか、野菜を> 夫:一番(上流)、こー出よっでしょ(写真2の左、白看板(使用規則)の貼られた建屋)の近くの流出口)、あそこ、まーだ深かったけんね、そこでは泳ぎよったとよ。
  <深かった> 夫:うーん。
  <今、トタン、屋根があるじゃないですか(写真2の左、白看板(使用規則)の貼られた建屋)、あすこから湧き出てるわけですか> 夫:あれからも湧き出よし、地蔵さん(写真2の左、青色傘のかかる建屋)の下から出る。
  <水神さんの下からも、2ヶ所ぐらい> 夫:2度さ。妻:ここと、湧いて出てますよ。カワソウジが1年に1回ある。そんとき、中をきれーいに。そんときは、下が、こーじゃ、砂の浮き上がって。
  <じゃ、旦那さんは小さい頃、浮き上がるあたりでも泳いでたんですか> 夫:井戸の中に入ったことない。
  <そこは、井戸になってるわけだ> 夫:はい、はい、井戸。
  <井戸では泳げんもんね> 妻:要る人は、穴ほがしてあるけん、そこから、ひいちゃあるわけね。
  <各家に、今でも> 妻:はい、何軒かひいてある。ギンズイもひいてある。
  <ギンズイて、何> 夫:屋号です。
  <シラタマ屋さんの> 夫:はい。
  <じゃ、4つに分けたのは最近なんですね> 夫:最近ですよ。衛生上悪いちゅうことで。
  <あー、そうか> 夫:水がまわっでしょ、みんな同じ深かさい、そんで衛生上悪い。妻:元は木でしてやったごたっがね。

 引用・参考文献等:当ブログ2012年03月03日同月04日同月15日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年02月18日 撮影地:長崎県島原市
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畑の境界は低木ウツギ

2012年03月17日 10時34分05秒 | 農村
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写真1 ウツギは境界木ゆえ、直線状に植えてある 


写真2 2月、薄雪にたつウツギ、寒そう


写真3 2月、空き畑の土と同色のウツギ


写真4 茎は空ろ。この形状が和名のウツギにつながる


 なにごとにも、なにものにも、境・境界・けじめは大切。境をめぐる争いは古今東西絶えない。
 境界の具体表徴を何にするかは、文化-宗教・道徳・継承された意識・行動など-、文明-技術・機械・経済社会制度・政治体制など-により異なり、まちまち。
 身近な宅地について、その境が水路となる例を当ブログ2012年3月16日に紹介した。
 本日は畑の境を北関東、栃木県上三川町の畑作地に見る。当地では、写真1・2・3のように、灌木のウツギを境界木とする畑が多い。
 境界木ウツギについて2人の農人が次のように教えてくださる。
 下野市のSさん(2008年・70歳)の教え。
  ウツギをユズキと呼ぶ。“サシミが効く”ので畑のケイカイ(境界)に挿した。
  挿し木が容易で、伐っても芽が出て生育が良い。
 上三川町のYさんの教え。
  ウツギをユズギと呼ぶ。畑のケイカイ(境界)に植える。白い花が咲く。
  田圃にはなかった、今はコンクリートを使うこともある。
 すなわち、ウツギは冬期に葉が落ち、さほど高くならないので日照を確保でき、茎枝を伐っても春に芽吹き伸長するので目印・表徴として目立ち、挿し木が容易で境界変更に即応できる。この特長ゆえ境界木として植えられているのであろう。
 和名のウツギは、茎の中心に穴が開き、うつろ(空ろ)な形状に由来(写真4)。白い花は5月頃咲き、香りと蜜で虫を引き寄せる。

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:写真1・3;2009年02月08日、写真2;同月20日、写真4;2008年09月23日 撮影地:栃木県上三川町多功
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