おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

サワガニ  湧水池に棲む

2012年03月07日 04時21分54秒 | 魚等
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写真1 熊本県立図書館付設湧水池の遊歩道敷き石の上に現れたサワガニ


写真2 小崖線から浸み出る水(熊本県立図書館付設湧水池の水源の一つ)に棲むサワガニ


写真3 小崖線(写真右)の下に熊本県立図書館付設湧水池(左)と水神様(中央・白色石像)。


写真4 熊本県立図書館付設湧水池。右の小崖線の上に熊本県立図書館が建つ。前方奥に水神様が祀られている。


 熊本市域には、阿蘇山一帯に降った雨が幾拾年、幾百年かけて湧き出すポイントが数多ある。その一つが熊本県立図書館の湧水池(写真2・3・4)。
 当池は、水前寺公園の近くを流れて江津湖へ注ぐ川の左岸に掘られ、その川が削った低い段丘崖(小崖線?)の下、氾濫原的な地にあり、湧水を溜めて同川へ流す。
 清純な水が池のあちこちで泡状にプクプク湧き出し、池縁の低い崖(小崖線?)からも浸み出す。サワガニがいる水神様の下を見ると、水が静かに浸み出ている(写真2)。
 清純水ゆえ、サワガニが生息する。小雨そぼ降る、どんより薄暗い2月末の12時過ぎ、見紛えたのか、夜行性のサワガニ2疋が姿をみせ、撮る(写真1・2)。
 ちなみに、熊本市の水道水は1924年(大正13)11月27日の給水開始から全水源に地下水を利用。人口60万人以上の都市では他に例をみない。
 図書館が建つ地名も“出水”。

 引用・参考文献等:熊本市上下水道局HP
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年02月28日 撮影地:熊本市出水2丁目
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