おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

田や水路の鳥 人との間合いを測る

2012年03月26日 01時19分07秒 | 野鳥

写真1 ハクセキレイ、水位の低い明渠基幹排水路で筆者から逃げて餌探し


写真2 “おじさん、餌探しの邪魔しないでよー”。田んぼへ逃げたハクセキレイ(写真1と同じ個体)


写真3 “ここなら邪魔されない” 安心して餌探しのシラサギ


写真4 ツグミ、筆者から離れて田んぼの畦で思案中


写真5 ホオジロ、明渠基幹排水路柵にとまり筆者と距離をとる


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 2012年春分の日、埼玉県の早場米地域、旧北川辺町(現加須市)の農道を歩く
 明渠基幹排水路(注1)のハクセキレイ、筆者に気づいて十数m先に飛去し餌を探す(写真1)
 さらに歩くと、また十数m先に飛去
 これを繰り返すうちに田んぼへ飛び去る(写真2)

 50~60m離れた田んぼにはシラサギがいた
 筆者がハクセキレイと追いかけっこをするうちに数十m先へ飛去し、ゆっくり餌探し(写真3)

 さらに、筆者の歩きに驚いたのはツグミとホオジロ
 ツグミは、餌探しの田んぼから十数m先の畦に逃げる(写真4)
 ホオジロは、田んぼ脇の水のない明渠支線排水路から冬期通水試験中の明渠基幹排水路(注2)の柵へ逃げる(写真5)

 上記のように、鳥は人と適度な間隔をとる
 すなわち、人と野生動物の関係だけでなく、人の社会関係も間合いが肝要
 
 注1 シロカキ・田植え前で水は流れ込んでいない
 注2 上記注1の明渠基幹排水路ではない
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年03月20日 撮影地:埼玉県加須市(旧北川辺町)柏戸
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自生のサクラソウを愛でよう!!

2012年03月25日 03時31分46秒 | 植物
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 最近、サクラソウに関心を持ち始めた。
 本種は江戸時代に栽培・育種が始まり、愛好家も多い。

 しかし、自生地は少なく、さいたま市桜区の荒川河川敷約4haの「田島ケ原サクラソウ自生地」は国指定特別天然記念物。
 それゆえ、本種は埼玉県の県花、さいたま市の市花。

 写真の個体は、妻が鹿児島の生家から持ってきて撮った。

 自生地に、田島ケ原へ出かけよう。

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2008年02月10日 撮影地:拙宅
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なに、なさってんですか45  ヤマベ獲り

2012年03月24日 09時52分32秒 | 諸活動
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写真1 新調のスクイアミを肩に担ぎ、獲った魚を入れるウケを腰にさげる男性


写真2 江川の縁にスクイアミをさし入れる。しかし、ヤマベは獲れず。


 いつもの定路にある江川、この時季3月下旬、農業用水は流れず水位は低い。川の中に魚獲りの男性、撮る(写真1・2)。脇の農道には仲間の男性1人。
  近づき、<こんちわー、なに、なさってんですか>
  (うるさいなー、という感じで、返答なし)
  <ヤマベですか> うん。(返答も思わしくない)
 川の男性から、“いない、いない”の声。見ると、獲れてない。
 長居は禁物。現場を離れる。

 引用・参考文献等:当ブログ2012年03月06日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年03月18日 撮影地:栃木県下野市
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なに、なさってんですか44  イチゴとってる

2012年03月23日 02時48分50秒 | 農業
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写真1 寒さのため、ミツバチは不活発で、形の悪い「とちおとめ」が例年にくらべて多い。


写真2 収穫を終えたハウス。ミツバチの巣箱が右側にみえる。 


写真3 親子3人が次のハウスへ「とちおとめ」収穫のために向かう。


 筆者が歩く定路のイチゴハウス、昨年5月5日は「とちおとめ」の苗を育てていた(当ブログ2011年6月10日)。
 本日3月18日は、今にも雨が落ちてくるよな曇天、靄のなか、親子3人が作業ハウスから出る姿。後継者は骨折が癒え農作業に復帰している。
 足早に近づき、なに、なさってんですか。
  イチゴとってる。(経営主・父親のお答え。以下同じ)
  <「とちおとめ」ですね> そう。今年は、寒くて蜂の動きが悪く、B級品が多い。
  <B級品って形が悪い> そう、できるのも少ない。
  <生る量、市場に出す量が少ない> そう、宇都宮農協の民間の検査員も困っている。
  <検査員さん、稼げる時間が少ない> そう。
  <息子さんも骨折がなおって、いいですね> 鉄がまだ入ってんだ。
   今、忙しいので、6月にもう1回入院して抜くんだ。
 筆者に教えてくださった後、収穫車を押して次のハウスへ3人で向かっていらっしゃる(写真3)。
 
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年03月18日 撮影地:栃木県下野市
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トラクターで田んぼのアゼヌリ

2012年03月22日 03時46分55秒 | 農業
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写真1 ゆっくり、ゆっくり、慎重にアゼ(畦)を塗りかためる


 埼玉県の早場米地域、旧北川辺町(現加須市)では、2012年3月20日春分の日、トラクターを使い畦を塗りかためていた(写真1)。
 この作業は、田んぼに入れた水を畦から漏らさないように、多くの田んぼで毎年行なわれる。アゼヌリ、アゼツクリ、クロヌリなどと呼ばれる。
 従来、鍬などを使い手作業で行なわれていた。近年、トラクターにアタッチメント・畦塗り機を付けてなされる田んぼが増えている。その結果、短時間に終わり、重労働から解放された。
 他方、機械塗りを続けると畦が内側へせり出し、水稲植えつけ面積が狭くなる。そのため、畦の内側を手作業で掘り、水稲植つけ面積を増やすアゼモドシ(畦戻し)を必要とする田んぼもある(当ブログ2011年2月21日)
 さて、筆者には、塗り終えた形状が羊羹に見える(当ブログ2011年2月23日)。あなたは、何に見えますか?

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年03月20日 撮影地:埼玉県加須市(旧北川辺町)柏戸
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