今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

8/1「7時にあいましょうSP」の感想

2016-08-02 11:07:07 | テレビ
何となく見ていたのですが、ちょっと面白かったので書いてみます。
 
まぁー露骨な人間関係観察番組みたいでした。
出だしからデヴィ夫人がカイヤに「物申す」てな感じで、何だか私憤でカンカンに怒っています。
デヴィさんはカイヤにあれだけ面倒見てあげた(?)のに、それに全く答えていず、知らんぷりで礼儀知らずだというのです。
そこへ現れるカイヤ。しばらく見ないうちにすっかり顔つきが変わっています。
唇が肥大して別の人みたい。
そしてデヴィさんの攻撃が始まります。
 
これだけ人に色々してあげて、見返りを望んでるってのは相当愛情が深くて、相手にも期待してるってことでしょうか。
知らんぷりされたら、そういう人だと思って離れればいいのに。
無視されることが耐えられないのかしら。それは結局プライドの高さなのか…
 
一向に攻撃を緩めないデヴィさんに、カイヤは作戦を変えます。急に下手に出ます。
どんなに自分が彼女を思っていたかを熱く語り出したのです。
それも近づいて、膝を折って。びっくりしましたね。
真世さんに対して罵る姿しか見たことなかったので。デヴィさんも少しうろたえているようでした。
そうして時間は経ち、どうやら和解したようなのですが‥。
 
色々な人の言葉に傷つけられて、心の奥でそれがトラウマになってるってありますよね。
でもそれを公衆の面前で発表して、決着をつけようと思いますか?
よっぽど自信家か露出狂かと思うんだけど…。
これを見て、私はカイヤの変わり身に驚きました。
要するに相手次第で何でもするのね。それこそプライドなしで。
それでいいの?
釈然としません。
 
さて印象に残ったのは杉田かおるです。彼女は40年前にキャシー中島の演技に難癖をつけたそうです。
まだ10歳かそこらで「あんた演技が下手ね。女優止めたほうがいいよ」と言い放ち、キャシーはショックで女優を辞めてしまったのだとか。(本当か?)
その事を恨みつらみ言い、杉田は固まっていました。
しかし特別謝罪もせず、キャシーの方から歩み寄りました。
「でもあの時言われてよかった。そのお陰で夫に出会えたし、子供も授かった。だから結果オーライです」みたいな。
なるほど。まとめたな。
 
なんて独善的だとは思ったけど、家庭人として生きて安定した人だから言えた言葉なのでしょう。
人間って勝手に自分の人生を総括して生きているんだな、と可笑しくなりました。
 
杉田は猪瀬さんとも対決します。
その昔、杉田に本を書くアドバイスをしてくれた猪瀬さん。その時「長いものに巻かれろ」と言ってくれた。でもあれはどういう意味だったのか。
自分こそ都知事の椅子をお金の問題で失ったではないか。あれが「長いものに巻かれた」結果かと。
率直に杉田は尋ねます。
すると猪瀬は怒り出します。意味が違うと。そして自分なりの理屈を披露してみせますが、よくわかりません。
更に「あんたは自分に会いに来るのに僕の本を一冊も読まずに来た。失礼だ」と言いだします。
「今のあんたはなんだ。野菜ばっかり作ってるじゃないか。もっと女優をしろ」と。
別に野菜作ってたっていいじゃん。それで満足なら。子供の頃から働かされてきたんだよ。好きな事やっていい歳でしょう。
猪瀬さんは「でもあんたの本の中で感動した部分がある」と言って、杉田が死体の役を一生懸命工夫しながらやっている事を挙げます。
そりゃお金もらえるなら努力もするわな。
それで反撃は中和され、何となく和やかになります。
 
…てな感じで、登場する人殆どが「落ち」のある対決でした。
それが分かってしまい、つまらん…とがっかりしました。が、ハラハラしながらチャンネルを換えさせない、そういう試みだと言えるでしょう。
夏休みだし、子供も大勢見てますものね。そう破壊的なものは出来ません。
 
面白かったのは、杉田がどんな事を言われても「フン」と開き直った態度でいたことです。
何を言われても、どこ吹く風です。
不適だな、何か面白い、と思いました。