今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど」1話の感想

2021-01-25 10:53:47 | ドラマ

新年度の新しいドラマが続々と出ていますが、今、事件ものやサスペンスものを見るのがとてもしんどくてなりません。
色々個人的な状況とコロナ禍の影響でしょうが、録画ばかりが溜まっていきます。
気分的に楽なこういうものを見る事にしました。

モコミは、名前も性格もちょっと変わった女の子です。物の気持ちが分かるというのです。幼児期、砂場で遊んでいた友達のおもちゃの気持ちを読み取りました。
子供なので取り繕うことをせず、正直に言ってその場の空気を壊しました。小五の時に登校拒否になり、それ以来家族は腫れ物を扱うようにもこみに接しています。
中でも母親が一人でくるくると家庭を仕切っています。
初回なので母親がこれまでの経緯を一人で説明したという役割ですが、どうもこの人はねちっこいと言うか、ちょっとウザい感じです。

モコミは2年前から工場でバイトをしています。それも母親が手配しました。
ネジの不良品とそうでないものを判別する仕事です。それが、モコミはちょっと見ただけで分かるのです。
彼女にはネジが生き生きと揺れ動いているように見えます。不良品は黒くて倒れています。一発で分かるのです。
モコミが気になっているのは工場の高い窓硝子です。それが涙を流しているように見えます。
気になってたまりません。脚立で窓硝子を拭こうとして落ちてしまいました。

母親がウザいとは言え、父親も兄も優しい家族です。母親はモコミに気を使っていますが、どうも若干方向性が違うようです。
モコミがバイトを休んだ日、誕生日のお祝いを始めようとしていると、15年間音信不通だった祖父が尋ねて来ました。
母親は父か大嫌いなようです。家に上がらせまいとしたのに、モコミが笑顔で家に入れてしまいます。
モコミは、幼い自分が言う事をそのまま受け入れてくれた祖父に安心感を抱いています。

祖父が話す「雨は何十年も前の人が流した涙かも知れない」に幼かったモコミは素直に聞き入ります。
人が死んだらどうなるのか聞くモコミに「人は生まれ変わるんだよ」と言う祖父。「どうやって?」
祖父はちょっと考えて「生きていても生まれ変わることは出来る」と言葉を濁します。モコミには雨が手のひらで色を変え楽しげに弾んでいるように見えます。

物の気持ちが分かるって言ったって、すべての物の気持ちが分かったら疲れてしょうがないですよね。
周りの人々に悪影響がある時だけ物の気持ちが分かるということなのか。サイコメトラーというのがありましたね。
亡くなった人の気持ちが遺品に残り、それを読み取れる刑事がいるということだったかな。
いくつかのドラマでそのような内容のものがありました。それとは違うもっとゆるやかに進んで行く感じです。

母親は娘を気遣いながら、実際は世間体と人の目を気にし必死でカバーしているようです。
モコミは本当の自分を理解して貰いたいんだろうか。日常の中で自分の特殊能力を高め、周りの人を助けて行くのでしょうか。
祖父がキーパーソンなんだろうね、あまりにこの話にそぐわないベテラン役者ですから。存在感がありすぎます。
一話だけで何も始まっていませんが、二話三話でどのように展開するのか、眺めることにしましょう。



コメントを投稿