今日の考え事〈applemint1104〉

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「グッドパートナー」最終話の感想

2016-06-19 10:16:50 | ドラマ
時間が経ちましたが書いておきます。

最終回にしては重い話でした。
手広くレストランを営む実業家。その妻が、離婚をして起業独立しました。
しかしそこに怪しい人物が絡んできて…聡明なのに世間に疎い妻は間一髪でカモにされる所でした。
 
レストランの経営者、つまり妻の夫が神宮司事務所に依頼してきました。
妻の話を聞き「ビビッ」と来た夏目は、神宮司法律事務所を辞めて別の所に入ります。
何という早業。
そして、この妻の弁護人となるのでした。
 
調べていくと、妻に関わって契約まで結んでしまったのは質の悪い芸能ゴロでした。
悪事を繰り返し、素人を食い物にして生きてきたのです。しかし、神宮司のメンバーの調査によって、あっけなく退散。
よくよく聞いてみると、夫婦の不満は、お互いの理解不足によって生じたすれ違いでした。
 
夫は妻の自由を奪い、仕事がしたいという気持ちを尊重していなかった。
妻は男性の焼きもち、独占欲を理解していなかった。どっちもどっちだったのです。
しかし、咲坂と夏目のサポートで、この夫婦は仲直りが出来ました。夫は妻にすまなかったと素直に自分の非を認めました。
パチパチ、円満解決です。
 
その様子を見て、咲坂は自分に気づきます。自分も元妻の気持ちを汲んでいなかったと。
そして、咲坂と夏目は歩み寄ります。
 
家に戻ることにした夏目。不安定だった娘も大喜びです。八方丸く収まり、めでたしめでたし…。
しかしその後も、夫婦間の仕事のライバル意識は募ります。
仕事上で挑発する夏目、それに応じる咲坂、グッドパートナーは今後も続くのでしょう…。
 
今回のテーマはよくありそうな題材でした。
起業独立と簡単に言うけど、どれだけ大変なことか。
続けられる人がどれだけいるのか。
また怪しい人たちが近づいてきても、それに対応する力が果たしてあるのか?
など興味深い事件でした。
しかし、それをざっと終わらせて、夫婦の話に持って行く。この強引さ。
何が何でも夫婦がヨリを戻す話にしたいという。題が「グッドパートナー」ですからね。
…咲坂が妻の「仕事したい」欲求を理解し、反省する。そこにどうしても持って行きたい、こだわりを感じました。
 
このドラマは、毎回扱ってる件がすごく大変なのに、わりとあっさり目に解決してしまいます。
そしてあとは夫婦のコント。
そこで視聴者に面白さを感じて貰おうという魂胆なのでしょうが…。
不自然さばかり目につきました。無理があるような気がします。
もうとっくに別れてるのに、同じ事務所でいがみ合って、口げんかを始める。
高じるとお互いを「パパ」「ママ」と呼び合う。
桝添さんじゃないけど公私混同でしょう。しかもそれだけケンカしながら良く喋り、会っている。
つまり仲がいい。
何なんでしょう…。
 
でも、一歩譲って悪い人ではないと分かったし、二人も自然な感じでした。
欲求不満が残るドラマでしたが、まぁまぁ面白かったです。
二人の息が合っていいテンポでした。あっという間に終わってしまいましたね。


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