「カインとアベル」９話の感想

いやー凄かったですねー。
優が副社長に就いた途端、まさかの人格変貌。
悪魔のようになってしまいました。それもこれも若いが故の勘違いなのか‥
会社を去った隆一の残した企画の一つに優は目をつけます。

それは危険極まりないプロジェクトでした。がそれををやると決意し、勝手に行動します。

叔母の彼氏の黒澤から、政治家に声をかけてもらって大金を払って広大な土地を手に入れました。

そして重役会で一方的な宣言。こんな勝手なことが許されるの？上場してる会社ともあろうものが。
そこがドラマならでの面白さなのです。

何だか優は暴走しています。「今まで見えなかったものが、役職に就いたら急に見えて来た」と言います。

回りの意見も聞かず、傲慢さむき出しです。
元々そういう素質があって、たまたま重役についために噴き出したのでしょうか。
だったら大したことないですね、この息子は。

 

「カインとアベル」という題だから、飽くまで兄弟同士のライバル心がテーマなのでしょうか？
一方、優はじわじわと梓への恋心を見せ始めます。兄貴から取りたいという気持ちが募ります。

でも梓は冷静です。「隆一さんといるだけでいい」とはっきり言われてしまいます。
この言葉で更に彼は燃え上がったのか。全く、優という男は始末が悪い。
どうしてこんなに変わってしまったのでしょう。
権力を持つと人が変わるいい例‥、見たくなかった。

 

しかし、ガールフレンドの同僚の女性、ひかり、彼女にはイライラします。

今回も悉くすれ違っていました。デートの誘いを断ったと思ったら、小料理屋に来ていた。
優の心を逆なですることを平気で言う。別の場所で飲みなおそうと言われると、断る。

送るというと断る。人の心を読めないアホな女性。何なの？
梓の引き立て役？なら、納得です。

 

優は独断で広大な土地を手に入れ、企画を始めようとします。しかしその矢先、政治家が賄賂を受け取ったと報道され、たちまち捜査が入ります。
ここんとこ、早すぎです。まったく‥
この間、数週間じゃないの？まぁ来週最終回だから、急いだんだろうな。
みごとに陥れられた優。絶体絶命です。

 

黒澤役の竹中直人がいかにも胡散臭いですね。政治家とのパイプを作ったのもこの人だし、恐らくリークしたのもそうでしょう。
何かねー。この人声が良すぎて、声だけで演技してる風に見えるんだわ。
きっと黒澤はタカダの株をしこたま仕入れ、空売りかけて儲けようとしてるんじゃないですか。バレバレのインサイダーですね。

うーむ、来週は優が刑務所に入るような…そんな場面がありました。
隆一と黒澤は組んでタカダを乗っ取るつもりですか？黒澤がそんなこと言ってましたね。

しかし、父親は怒鳴ってるばっかりで人を動かすこともできない人ですね。

タカダの未来は暗い。

梓はどうするのか…来週がいよいよ最終回です。期待しましょう。