日々是好舌

青柳新太郎のブログです。
人生を大いに楽しむために言いたい放題、書きたい放題!!
読者のコメント歓迎いたします。

痛い目を して解ったか 教育長

2012年08月17日 08時44分02秒 | 日記
いじめ自殺問題でゆれている大津市教育委員会の教育長が19歳の大学生にハンマーで殴られたり、針金で首を絞められたりして大怪我をした。

このことに対して世間の反応は概ね大学生に好意的で、大学生は「プロレスごっこをしただけだ」などと、教育長の発言を逆手に取って犯人の学生を支持または擁護する意見が多いという。

私も実はその部類で、いけないこととはわかっていても大学生の行為に拍手喝采を送り、大いに溜飲を下げたものである。凶器がナイフや出刃包丁ではなくてハンマーと針金だったことからも大学生の人柄が読み取れるような気がする。

日本は法治国家である。だから問題解決の手段として暴力を用いることが悪いということは三歳の幼児でさえ解っている。だがしかし、件(くだん)の教育長はどうだったのだろうか。

卑劣な暴力を繰り返し、一人の生徒を自殺に追い込んだ、三人の加害生徒を事実を隠蔽してまで庇い、事件が明るみになってからも積極的に事実解明に動こうとはしなかったではないか。つまり、この人は国の法令や自らに課せられた職務を誠実に遂行していなかったのではないかと疑われる。

最近の報道によれば、加害者とされる生徒から皇子山中学の女教師が指を折るなどの怪我をさせられていたという。つまり、教師全員がいじめの認識はなかったなどというのはまったくの絵空事であって、すべては教育長以下教育界幹部の名誉欲や保身のために作られた空中楼閣であることがはっきりしてきた。

皇子山中学にはまともな教師は一人もいないのだろうか?校長以下全教職員が一蓮托生・運命共同体とでもいうのか?なぜ真実を語ろうとしないのか?こんなことで教育者といえるのだろうか?本当に情けない人たちである。

大津のいじめ問題が今もって解明されないのは、この教育長をトップに戴く教育委員会や学校側の隠蔽体質、事実を歪曲しようとする勢力が存在するためであることは、誰の目から見ても明らかである。

普通人の感覚、常人の神経をもつ人ならば、これだけの不祥事を起こした組織の長たる者は自ら職を辞して責任を取るのが当たり前ではないだろうか。それを恋々としていつまでも職にしがみつき、自らの保身に専念する様(ざま)は見苦しさを通り越して醜悪である。

教育の原点は「範を垂れる」ということではないか。大学生に頭を割られてからでは遅きに失した嫌いはあるが、最後は潔く身を処するのが良いのではなかろうか。


(写真と記事とはまったく無関係で、200ミリ配水本管からサドル分水栓により20ミリ給水管を引き出したところです)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 性懲りず またしでかした ... | トップ | 山葵とは まことに辛い 話です »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事