杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

ホワイトハウス・ダウン

2014年03月08日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2013年8月16日公開 アメリカ 132分

議会警察官のジョン・ケイル(チャニング・テイタム)は、現大統領ジェームズ・ソイヤー(ジェイミー・フォックス)の大ファンである娘のエミリー(ジョーイ・キング)を喜ばせようとシークレットサービスになるための面接試験を受けるが不採用となってしまう。そのことを娘に言えず、気晴らしも兼ねてホワイトハウスの見学ツアーに参加している最中、謎の武装集団がホワイトハウスを襲撃・占拠するという前代未聞の事態が発生する。政府が大混乱に陥る中、ジョンは大統領や娘、そして合衆国の命運をかけた戦いに身を投じる。


ジョンは元軍人。今の仕事はラフェルソン下院議長(リチャード・ジェンキンス)の警護ですが、大統領のファンである娘を喜ばせようと大統領警護官への転職を志望します。それって何だか動機不純でも面接官のフィナティは大学の同窓生で昔の彼の行状を知っていて不採用になるの。娘に本当のことが言えず誤魔化してしまった彼は、偶然大統領と遭遇したエミリーが「パパはシークレットサービスになるの」と紹介され焦ります。大統領は優しくエミリーに微笑みかける傍ら、ジョンには「嘘は良くないな」と耳打ちして一喝。二人の出会いは気まずいものでした

そんなことのあったすぐ後で起きたテロリストの襲撃で事態は一変します。はぐれてしまった娘を探すべく単独でホワイトハウス内を捜索するジョンは敵に出会うと容赦なく倒していきます。元軍人という設定がここで生きてくるのね
エミール・ステンツ(ジェイソン・クラーク)率いる傭兵部隊がテロリストの正体ですが、首謀者は大統領の警護担当官のマーティン・ウォーカー(ジェームズ・ウッズ)でした。その事実を本人から突き付けられ愕然とする大統領でしたが、娘を探していたジョンに救われ行動を共にすることになります。

ウォーカーは定年間近でフィナティの上司です。過労気味の彼女に家に戻れとハウスから出したのは彼なりの温情だったのでしょう。その一方他の部下たちは容赦なく殺しているのが何とも・・・

大統領の確保に失敗した彼はステンツたちに確保を指示しておいて、閣僚やツアーの民間人を手中に収めフィナティを通してホワイトハウスの占拠を宣言し、現金と輸送機を要求します。
彼の息子が過去に大統領の指示した極秘作戦で戦死していたことが動機として提示されますが、彼の真の目的は別。そのためには生きた大統領が必要だったわけです。そういえば『エンド・オブ・ホワイトハウス』でも最終目的はコレだったな
あちらは北朝鮮を敵役に祭り上げていたけれど、今回は狂信的な同国人の設定の違いだけで、展開も結末もあまり変わらない分、どうしても二番煎じな感が拭えませんでした。
そういえば公開時も似たような内容だったため劇場鑑賞は見送ったんだっけ

さて、娘の方はテロリストたちを目撃してこっそり動画撮影してネットに流します。これが英雄的行為としてニュースとなったことでステンツたちにジョンを誘き出すための餌にされてしまうの。その場で殺されなかったのが不思議なくらいですが

州軍が包囲し、マスコミや野次馬が群がる中、大統領を乗せたジョンの車(武器装備の公用車)を追うテロリストとのカーチェイスや派手な爆発の模様が中継され、二人の安否が絶望視されると、脱出していた閣僚たちはさっさと次の大統領を決めてしまいます。最高責任者の椅子は一刻も空けておけない事情があるってわけです。副大統領に権限が委ねられ、彼が乗った飛行機が撃墜されると今度はラフェルソン下院議長に渡ります。何がって?核ミサイルの発射コードなんだな、これがそして事件の本当の黒幕は・・・当然最後にその椅子に座ろうとするヤツだな

発射コードが打ち込まれ、こうなったらホワイトハウス毎爆撃するしかないというピンチの中でジョンたちの戦いが繰り広げられ、その最大のピンチを救ったのが旗(星条旗?)を振るエミリーというのも出来過ぎですが、ま、いっか

大統領警護官の職も娘の信頼もGETしたジョンが実は一番ラッキーマンかも
何気にツアーの案内人の青年のオタクぶりがでした。最後に見せ場まで貰ってたし

軍需産業と政治家の癒着がベースにあったり、戦争より平和というメッセージも見えますが、私は『エンド・オブ・ホワイトハウス』の方が良かったな

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