杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

ドラゴン・ウォリアーズ

2017年03月02日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)

2015年製作 アメリカ 113分

とある自然豊かな王国。若き戦士キャミラン(マクレーン・ネルソン)は賞金稼ぎの兄ラミカスの家を訪れていた。すると、伝言を運ぶ魔法のメッセンジャーが突然現れる。その伝言は王国のエノガルド王女からで、闇の魔術師がドラゴンを操り王国を支配しようとしているというのだった。キャミランとラミカスは、王国の危機を救おうと王女が囚われているイーストン城へ旅立つが、人さらいの種族や魔術師(ジェームズ・マースターズ)によって操られた者たちに行く手を阻まれてしまう。さらに、巨大な体を持ちあらゆるものを破壊するドラゴンの容赦ない攻撃が、彼らに襲いかかるのだった……!(作品紹介より)

 

これ、日本劇場未公開ですよね? 公開してたら大コケだったよね

ドラゴンやエルフやドワーフといったファンタジーの定番キャラが登場する割に、CGはしょぼいし、内容は色んな作品のつまみぐい感ありありで、何より冗長な展開を二時間はキツイ。まさに低予算のB級作品といった趣です。

主人公のキャミランは由緒正しい人間の名家の次男坊(らしい)。長男のラミカスは家を出て賞金稼ぎをしている設定(らしい)。ところが、キャミランがエルフの娘に惚れちゃって、結婚を反対されてしまい、それなら跡継ぎの兄ちゃんに戻ってもらおうと出かけていったところにトンボのメッセンジャーが現れて冒険の始まりとなります。

ドラゴンは悪い奴なのかといえば、これがどうやら違う様子。従妹に恋慕した邪な魔術師が、彼女に肘鉄食らったことを逆恨みして、世の中の恋人たちの仲をドラゴンを使って引き裂くという、なんとも幼稚な動機に利用されていただけという。

ドラゴンに傷を負わされ瀕死の恋人を救うため、ドラゴンのカギ爪を求める弟と、エノガルドが約束した褒美目当ての兄は反発し合いながらも一緒に旅をするという展開です。

上半身裸にマントのキャミランは顔はまあ良いとして、頭の方はかなり軽そうだし、兄のラミカスはファンタジーに似合わぬ現実主義の毒舌家。キャミランの従者とラミカスの仲間のオークの方がよほどまともな気がしてきます。

ドワーフやドラゴンやラスボスの魔術師との戦いを経て、兄弟それぞれ愛する人を得てのハッピーエンドですが・・・なんだかな~~。

ファンタジーって質の良し悪しがもろに出ますね

 


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