杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

狙撃者/ボーン・アイデンティティ

2008年01月28日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
1988年(劇場未公開) アメリカ 189分

嵐の翌日、一人の男(リチャード・チェンバレン)が意識不明のまま南フランス海岸に打ち上げられる。アル中の医師に助けられたその男は名前や過去の記憶を失っていたばかりか、顔には整形手術の跡があり、皮膚にはマイクロフィルムが埋め込まれていた。マイクロフィルムに記されていたスイス銀行の口座番号を手がかりにチューリッヒに飛んだ男は、自分が「ジェーソン・ボーン」で「トレッドストーン」に勤め、口座に1500万ドルもの預金があることを知る。当惑するボーンに襲い掛かる正体不明のスナイパーを、 居合わせたカナダ人経済学者マリー(ジャクリン・スミス)を盾に逃れたボーンは、自分の素性と過去を明らかにするため会社を探し始める。しかしそれがCIAの秘密機関と分かり・・・。


R・ラドラムの小説「暗殺者」が原作。現代風にアレンジされているマット・デイモン主演の「ボーン」シリーズより原作に忠実なストーリーなんだとか。

リチャード・チェンバレン演じるボーンは昔のハードボイルドな男のイメージで、マリーにも初めは乱暴な扱いをしています。それが徐々に惹かれあうようになる後半はちょっと失速気味な面もあるけれど、その分秘密が次々に明らかになるので、相殺ってところかな。

彼は実はボーンではなく「ボーン」という暗殺者を殺してなりすましていたとか、秘密を知るCIAの面々は次々に暗殺者カルロスの手によって皆殺しになったり、それでもマリーは殺されずに二人の間はハッピーエンドで完結しているなどはマット主演の映画と比べて観るのも面白いかも。

製作された時代も違うので、一概には言えないけれど、好みとしてはマットの現代版の方がよりスピーディでもあり、ボーンの人間的な部分を強調していた気がします。なにより、役者を知らないので感情移入しずらかったかな(^^;

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