杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

後宮の烏6

2023年05月29日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
第十一話 布石
寿雪が星烏廟を訪ねると、薛魚泳と高峻が碁を打っていた。寿雪が魚泳と代わり、高峻と勝負をする。碁を終えた後、二人はしばし庭で話をすることにした。その姿を見ていた魚泳は高峻が帰った後、寿雪に忠告をする。情けは愛とは違う。高峻とこれ以上親しくするべきではない。烏妃は何も望んではならないのだから——と。それは寿雪が麗娘から教えられた烏妃としてのあるべき姿だった。

魚泳が麗娘に寄せる想いが色濃く出て来る回。
鵲巣宮の宮女の惨たらしい死に、梟が関与していると気付く寿雪は温螢に探らせるのですが・・・

第十二話 兄妹
戻らない温螢を探して、寿雪は鵲巣宮に乗り込んだ。そこで寿雪はやつれはてた鵲妃・琴恵瑤(きんけいよう)に会う。大切な兄を亡くした後、長らく床に臥せっていると思われていた恵瑤だったが、彼女は鵲巣宮の中で、あるものと過ごしていた。それは亡くしたはずの兄。髪の毛と泥を使って蘇らせてもらったのだと恵瑤は語る。

鵲妃に起きた悲劇を互いに自分の責任と感じる寿雪と高峻。守るべき者を持って弱くなったと寿雪は初めて心情を吐露します。

梟の傀儡である封宵月は寿雪の呼び出しに応じて姿を現し、烏と梟の関係(兄妹)を告げ、寿雪を殺そうとしますが、 高峻らが駆けつけ応戦します。
封宵月は鳥部である斯馬盧(すまる)を呼びますが、もともとは烏(烏漣娘娘)に仕えていたのであまり梟のいう事を聞かかない様子。同じく鳥部である金鶏の星星(しんしん)の力を使って寿雪は宵月を倒しますが、それは実体ではないのよね。

第十三話 想夫香
鵲妃・恵瑤の迎えた悲劇は寿雪、高峻の胸に重く残っていた。その一件から数日後、高峻の命で調べを進めていた衛青は、封宵月を後宮に招き入れた協力者が宮廷内にいることを突き止めた。衛青は温螢、淡海とともにその者を追うが、一足違いで逃げられてしまう。同じ頃、ある人物が夜明宮を訪ねてきた。寿雪は驚く。その人物は重大な禁忌を犯していた。

薛魚泳が禁を破り寿雪を訪ねてきます。彼こそが封宵月を後宮に引き入れ寿雪を殺そうとした人物でした。寿雪に刀を振り下ろす薛魚泳を駆けつけた高峻が取り押さえます。麗娘の孤独な運命に比べ寿雪は恵まれていると話す魚泳に、高峻は「麗娘には寿雪がいた。彼女を見れば麗娘がどれほど慈しんで育てたかわかる筈」と言います。
鵲妃の死により政治バランスが崩れることに悩む高峻のもとを鵲妃の父・琴 孝敬が訪れ、娘の死を悼んでくれていることを寿雪からの手紙で知ったと感謝を述べます。寿雪の心遣いに思わず涙する高峻です。

いよいよ烏漣娘娘が烏妃の内に閉じ込められた過去が解き明かされてきました。彼女の失われた半身についても少しだけ登場し、盛り上がってきました😁  物語はまだまだ序盤戦、続きが早くも待たれます。


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