杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

ワイルド・スピード ファイヤーブースト

2023年05月22日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
2023年5月19日公開 アメリカ 141分 G

ドミニク(ビン・ディーゼル)はレティ(ミシェル・ロドリゲス)と息子ブライアンの3人で静かに暮らしていたが、彼らの前に未だかつてないほどの破壊的な敵が現れる。ダンテ(ジェイソン・モモア)は昔ドミニクたちがブラジルで倒した麻薬王レイエスの息子であり、家族も未来も奪われた代償を払わせるため、復讐の炎を10年間燃やし続けていたのだった。ダンテの陰謀により散り散りに仲を引き裂かれる“ファミリー”たち。そしてドミニクが愛する全ての者を奪おうとするダンテが最後に向けた矛先は・・・果たしてファミリーの運命は⁈(公式HPより)

「ワイルド・スピード」のシリーズ第10作は最終章という宣伝文句に釣られましたが、完結編じゃないのね~・・・次作で本当の完結らしい😓 
それなら最初から前編と言って欲しかったぞ。

最終章は、ドムが「ファミリー」を守ることに尽きます。
今回の敵ダンテは、2011年の第5作目「ワイルド・スピード MEGA MAX」で登場したブラジルの麻薬王エルナン・レイエスの息子。父と父から受け継ぐはずだった財産を失い、自らも死に瀕した彼は、復讐に燃える悪魔となって帰ってきました。彼はサイコパスな面があり、嬉々として計画を実行していく姿は悪戯を楽しむ子供のようにも見えます。だからこそ危ない奴なんだけど。
あの時の巨大金庫の強奪シーンの迫力も凄まじかったですが、今回は金庫じゃなくて巨大爆弾がローマの街を破壊していきます。

 ドムが息子のリトルBにドリフトを教えながら、恐怖を受け入れて成長するようアドバイスします。これが後半のリトルBの勇気ある行動に繋がっていく前振りでした。
ファミリーの食事会で、リトルノーバディ からのローマでのチップ奪還任務の話が出ます。ドムからリーダーを任され張り切ったローマン(タイリース・ギブソン)は、テズ(クリス・“リュダクリス”・ブリッジス)、ラムジー(ナタリー・エマニュエル)、ハン(サン・カン)とローマへ向かいます。

その夜、第8作目「ワイルド・スピード ICE BREAK」と第9作目「ワイルド・スピード ジェットブレイク」でドムたちを苦しめたサイファー(シャーリーズ・セロン)が傷だらけでドムの家にやってきます。ダンテに自分と同じ手口で追い込まれた彼女は、ドムにダンテの恐ろしさを警告しにきたのです。翌朝リトルノーバディにサイファーを渡したドムは、ローマの任務が嘘でダンテの罠だと察知します。リトルBをミア(ジョーダナ・ブリュースター)に預けたドムはローマへ急行します。
 
ローマンたちはチップを運ぶトラックを首尾よく強奪しますが、突然オートリモートになり閉じ込められてしまいます。そしてトラックの中には巨大な中性子爆弾が。
ドムたちは車を使って暴走するトラックを止めようとしますが、バイクに乗ったダンテが邪魔します。ローマの街中を疾走するトラック・車・バイク。何とかトラックを止めますが、中の爆弾が転がり出て暴走を始めます。燃え盛る火の玉と化した爆弾は教皇街 めがけて突き進みますが、チームプレーで川に落下させ、威力を1/10に抑えたことで街の全壊を防ぎますが、ドムたちはテロリストと見なされ指名手配になり、レティは捕まってしまいます。
 
秘密組織の現リーダーのエイムス(アラン・リッチソン)は、ドムたちを危険人物と認定しますが、Mr.ノーバディの娘テス(ブリー・ラーソン)はドムたちを助けるために秘密裏に動きます。ドムはデッカード・ショー(ジェイソン・ステイサム)の母クイーニー(ヘレン・ミレン)にノーバディと会えるよう依頼しますが、ナポリに現れたのはテスでした。彼女は、今回の黒幕がレイエスの息子であること、組織がドムたちを追っていること、レティが秘密刑務所にいることを話します。ドムはダンテのいるリオへ向かいます。

一方リトルBとミアは、エイムスらの組織に襲われますが、ドムの弟のジェイコブ(ジョン・シナ)が助けにきて難を逃れます。ジェイコブはリトルBを預かってドムの元へ連れて行くことになります。
 
リオのストリートレース場に現れたドムは、かつての仲間と再会。そこへダンテが登場し、イザベル(ダニエラ・メルヒオール)を含めた4人でのゼロヨンレースが始まります。ダンテの挑発で、仲間とイザベルの車に爆弾が仕掛けられていると察知した
ドムは、レースを諦めイザベルを助けます。実はイザベルはエレナの妹でした。彼女からエレナの遺した捜査資料を渡され、ダンテのアジトと思われる場所へ向かったドムを待っていたのはダンテの宣戦布告映像でした。そこへエイムスらが現れドムは捕まってしまいます。

刑務所のレティをドムに頼まれたテスが面会に訪れ脱獄の手引きをします。(組織への裏切りを悟られぬよう敢えてレティに怪我を負わせたの。)医療室で意識を取り戻したレティの隣にはサイファーが横たわっていました。😁 一瞬、協力しかけた二人ですが、レティの怒りが爆発し殴り合いの大立ち回りに😓 いやいや、そんなことしてる場合じゃないってば!(そもそもこのシーン必要?)

ローマンたちはロンドンへ到着しますが、ダンテに預金口座をハッキングされ無一文になります。でもローマンが体に隠していた現ナマを出して物資調達に走ることに。(何だかAチームのコングを連想させますね😁 )今作ではテズとローマンの掛け合いはそれほど多くはありませんでしたが、二人のシーンは癒しになりますね。ラムジーの知り合いの店に行ったは良いけれど、裏切られ逃げ出した一行は、ハンに連れられある場所へ。そこはデッカードの隠れ家で、単身入ったハンは、途端に襲い掛かってきたデッカードと格闘する羽目になりますが、エイムスの組織が襲来すると一転協力して戦います。もうね~キャラそれぞれの見せ場をしっかり用意してるんですよね😁 

ラムジーからダンテの標的はドムだけでなく彼が関わった全ての人物だと聞かされたデッカードはその中に彼の母も含まれていると知り怒りを露わにして、ローマンたちに車や武器、移動手段を用意してくれます。そういえば、極度のマザコンだったっけ。私的にデッカードはお気に入りのキャラです。そもそも弟を殺された復讐で登場してたもんね~家族愛半端ない男です。😄 
 
さて、連行中にダンテに襲撃(「MEGAMAX」でレイエスを殺した橋)されたドム。テスから神の目を奪いヘリで逃亡するダンテにエイムスがドムへの疑いを晴らして協力し、ドムはポルトガルへ向かいます。

ポルトガルの隠れ家に到着したジェイコブとリトルBですが、敵に襲われキャノン砲を積んだ車で敵を倒しながらのカーチェイスが始まります。ジェイコブはリトルBに助言したり、道中を楽しませようとしたりでしっかり叔父さんになりきってます。ダンテに攫われたリトルBですが、ドムが助けに来て取り戻します。飛行機から車ごと降下し敵車の上に落下とか、ヘリに持ち上げられても逆に振り子状態で敵にぶつけるなど、とにかくぶっ飛んでます。これまで兄の影でしかなかったジェイコブがファミリーとして自分の役割を果たす姿が切なくもカッコイイ!

ダムの上で追い詰められたドム父子が、炎に追われながら堤体を疾走し水中に逃れたのも束の間、ダムが爆破され・・・というところでエンドロールが。

ローマンたちが乗った機体は爆破されるし、ジェイコブもアレだし、ファミリーどうなっちゃうの?な展開ですが、過去のシリーズでも死んだ筈のキャラが生き返るのはほぼお約束状態なんで、きっと次作ではピンピンして復活すると期待しております😁 

サイファーとレティが脱出したのは北極(南極だっけ?)で、原子力潜水艦で彼女たちの救出にきたのは死んだはずのジゼル(ガル・ガドット) 、デッカードの活躍もまだだし、ホブスまで登場するわで、本当にキャラ大集合状態。
本当に次が完結編になるのかも怪しいぞ。観るけど😅 


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