A へ
また、ずいぶん早く立ち去ることを決めたんだね。
もう20年くらい交流がなかったから、最近病気がちだったことも全然知らなかったよ。
確か最後の携帯メールが、当時恋に落ちたてホヤホヤの嫁とのラブラブ状態を書いていたものだったかな。
まあ、よくもま~~と笑っちゃったけどね。
私があなたと過ごしたのは、19歳から23歳くらいまでだった。
たった4年だったけれど、すごくたくさんのものを受け取ったと思う。
つきあい始める前、私は高校のときの激烈な失恋から抜け出せず、青っぽい苦悩をかかえた真っ青な顔の人間だったかな。
リストカット寸前状態ってのかな。
そんな青白い(青臭い)崩壊状態から救ってくれたのが、あなただったよね。
出会ってなければ、今、地球に生存していたか怪しいもんだよ。
数年後には、ふたりの道は離れてしまったけれど。
一昨日、あなたが逝ったことを聞いて、悲しいとか、切ないとかいう感傷はなかったけれど、
ずっと「何か」が去来している。
でもね、お互いに「もっとこうしておきたかった」「こんなことを言っておけばよかった」っていう心残りはないよね。
お互いの間で、すべて「完了」「完結」しているよね。
もしも、次の生で再び出会うことがあっても、恋人にはならんだろね。
最期のときの迎え方を聞いて、一瞬頭が白くなったけれど、でもね、
あなたらしいと言えば、あまりにもあなたらしいと思った。
私も私らしく去れるのでは?と人生の結末に淡い期待をもつことができたよ。
たんきゅ~~
anupamさんらしい軽さというか爽やかさがほの見えるけれど、読み方によって胸に迫るものがありますな。
合掌
あまりにも突然の知らせだったです。まだ55歳。
短い間だったけれど、人生を大きく変えてくれた奴でした。