シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

題名がかっこいい・・「俺たちに明日はない」

2005-06-21 00:53:48 | Weblog
67年、アーサー・ペン監督作「俺たちに明日はない」
リバイバル時に映画館で観ました。

冒頭のフェイ・ダナウェイの上半身裸のシーンが鮮烈で、背中から映しているんだけど背骨が見えるのよね。要するにかなり痩せているってこと・・

銀行強盗をやり、あげくに人殺しまでしてしまった犯罪者カップル、ボニー&クライドは実在の人物だ。ボニー役のフェイ・ダナウェイはリアル感を出すために、かなりダイエットをして、ギスギスした感じを出したらしい・・

クライド役はウォーレン・ビーティ。この人、シャーリー・マックレーンの弟なんて今でも実感ゼロです。顔、全然似てないし・・

それにしても、このウォーレン・ビーティって人は妖精に魔法の粉でもかけられたのか、時が経っても変わらない・・彼の恋人だったとされる女性たちは、どんどん容貌が変わっているのにね~

ジュリー・クリスティーとかまったくのおばさんです・・

ボニーとクライドは30年代、貧乏で、盗みを働く。しかも殺しまでやってしまったもんだから、どこまでも追われることになり、壮絶な最後を遂げることになる。

彼らの体には87発の銃弾がぶち込まれていたそうだ。

殺しまでしたんだから、撃たれて当たり前、だけど、完全に無抵抗な人間をハチの巣にまでするのは・・どんなもんだろうか・・

そうかと言って彼らをかっこいいとか(フェイとウォーレンはかっこいいが)英雄とは全然思わないけど・・

クライドは性的な機能が弱く(ゲイでもあったらしく一味のひとりとそういう関係だったらしい)ボニーとも最初、結ばれることがなかった。ようやく結ばれて、「どこかにひっそり所帯を持とう」と話している矢先に銃撃される。
まあ、ふたりとも「自由」を手にできるとは思っていなかったんだろうから、覚悟はしていたんだろうけどね。

今、時代は豊かになり、貧しさからの犯罪は減っているのかも・・でも、ボニー&クライドがやったよりももっと簡単にあっさりと人殺しが行われる。
なんとも言えない感じ・・ですね~



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2 コメント

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この姉弟 (十瑠)
2005-06-21 09:26:51
確かに最初に聞いたときは、えっ!って感じだったんですが、何回か見ているうちに、目を細めた時(ってもともと細いですが)似てるなあと思いましたよ。



ロバート・アルトマンの「ギャンブラー(1971)」でジュリーとウォーレンが共演していて、この時も別れていたとか言ってたのに、どうなってんだ?なんて事思ったのを思い出します。
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「ギャンブラー」・・ (anupam)
2005-06-21 20:28:23
渋い作品をだしてきましたね~さずが同年代です。(変な褒め方)

このときはすでにふたりは別れていたようですよね。アルトマン監督とウォーレンのソリが合わず、かなり大変な撮影だったと聞きます。



そっか・・やはり姉弟、似てますか・・もう一度確認しよっと
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