スピルバーグとルーカスが登場して以来、アメリカ映画は展開の速度がそれまでの2倍くらいになった気がする。
なので、ワタクシが10代のころの作品、つまり40年以上前の作品などを見ると、「のんびりしてんなー」と。
鑑賞当時は「はらはら、どきどき」した作品でも、今見ると「あら、かわいい」レベルである。
といったわけで先日テレビをつけたらやっていたなつかしの洋画劇場の「シャレード」、ラストシーンに近い場面を見たときも、「まあ、のんびり」と思ってしまったわけです。
オードリー主演の本作は確か昔テレビ放映時に鑑賞。
おしゃれなサスペンス映画って感じで、「いいですねー」と思った記憶アリ。
が、今見ると
ラスト近く、最も緊迫した場面、オードリーがケーリー・グラントから逃げ隠れるシーン、「こんなんじゃ、すぐ見つかる」と思ったし、案の定見つかって逃げるシーンも、あんなヒールをはいて走るオードリーに追いつけないケーリーの鈍足ぶりに失笑しちゃったし。
オードリー、ケーリー、ウォルター(マッソー)の対峙シーンも、もっと早くなんとかしちゃえばと思うが、結構しゃべるし。
ひとまず格闘が終わり、ほんとのラスト・シーン。
ケーリーに急にチューをするオードリー
そりゃかわいいですけど、なんか・・
おしゃれなオードリーのお洋服。
かっこいいテーマ曲。
いいんですけど、やはり「フルさ」は感じましたね。
同じオードリーでも「ローマの休日」は今見てもしっくりきます。
サスペンス、犯罪、ハラハラ系はどうしても古さを感じさせることが多いのかもしれないね。
ちなみに「シャレード」は2002年、ジョナサン・デミ監督でリメイクされていますね、日本未公開ですけど、きっと全然違う作風になっているんざましょ。