アントニオのサッカー食べ放題

鹿島サポのダンナのつぶやきを浦和サポの妻がつづるブログです。

【アントニオ】スペイン×日本

2012年07月27日 | サッカー観戦
ホンジュラス×モロッコが引き分けましたから、次に勝って、勝ち点が6になると、2位以内が決まります。
FIFAの公式サイトによると、シュート数はスペインが6、日本が10でした。
いくらスペインでも、6本しか打てないのでは、入らないでしょうね。

スペインが弱いのか、日本が強いのか、どっちなんでしょう?
確かに、アトランタオリンピックでブラジルに勝った時には、奇跡だと思いました。
今回は、そんな感じがしないんですよね。
今の日本なら、A代表ではないスペインとゲームをして、10回やって10回、ボロボロに負けるほどの力の差はないと思っていましたし。
今回は、グラスゴーの奇跡とは呼んで欲しくないですね。

あの時は、アトランタのあるジョージア州ではないフロリダ州のマイアミ、今回は、ロンドンのあるイングランドではないスコットランドのグラスゴーでした。
なんだか、変な共通点があるのかもしれません。

まず、先発メンバーを見て、やはり、関塚は大津を使うのか…、と思いました。
ここまで、大津を使うのなら、大迫の入る枠はなかったですね。
得点力だけなら、大迫より上なのは明らかですし。

ゲームが始まって、スペインって、こんなものなの?と感じました。
明らかに、様子見をしている感じで、7、8割でゲームに入ったのではないでしょうか。
それくらいゆるい感じでした。
おかげで、日本はボールを回せていました。

スペインも、ボールを回してはいましたが、攻撃のスイッチを入れていないというか、緩急のついた攻撃は出来ていませんでした。
これは、日本の守備がというよりも、スペインがスローにゲームに入ったんでしょう。
これが続いている間に、ガンガン、攻め込んで欲しかったんです。

でも、日本もペースを上げずに、前がかりにはなりませんでした。
まあ、スペインが相手ですから、怖いというのもあるんでしょう。
怖がらずに、攻めて欲しかったですね。

そうこうしているうちに、スペインがペースを上げて来て、攻撃を始めました。
ここからは、スペインのペースかな、と思っていた矢先に、大津が得点しました。

吉田は大きいですから、スペインのマークを全部引き連れていました。
その後ろに大津が、飛び込んで決めました。

あの時点で感じたのは、スペインは日本対策やスカウティングをしていなかったのではないかということです。
あれは、予選のバーレーン戦で、大津が決めているパターンですよね。
右から扇原のCKというところまで同じでした。

それと、永井の加速力がものすごいのは、Jリーグを見ている人たちならみんな知っています。
グラスゴーの人たちも、びっくりしたんでしょう。どよめいていました。
あの足の速さは、サッカーに向いた速さですよね。
それにしても、永井がいつも以上に頑張っていたとは言え、あそこまで通用するというのも、日本のことを分かっていないと思った理由です。
永井の先発は、予想されていましたしね。

大津が決めた時に、この代表では何かをする男なんだと、認めるしかないと思いましたが、報知の記事を読んで、納得しました。
大津が鹿島のジュニアユースからユースに上がれなかった時に、「ここ一番に弱い子だった」と鹿島スタッフは成立学園の宮内聡監督に落選理由を説明したそうです。
その頃、ここ一番に弱かったから、その分、今強いんでしょう。
そういうことなんだと思います。

その大津は、前半で交替しましたが大丈夫でしょう。
今の時点の情報では、本人は出られると言っているようですし、プレーも続けていましたから、ただの打撲なら、問題ないでしょう。
1点取ったし、御役御免の、大事をとった交替だったと思います。

問題は、酒井(ひ)ですね。
昨日も、なかなかペースが上がらずに、少し良くなって来たかなと思ったら、ケガをしてしまいました。
けっこうひねっていますから、次は無理かもしれません。
そのために、オーバーエージで徳永を呼んでいますし、ドーハの時の都並ではないですから、なんとかなるでしょう。

昨日は、扇原も良くありませんでした。
その代わり(?)、山口が良かったですね。
失礼ながら、初めて、良い選手だと思いました。
それと、清武を含めた3人の連携は良かったですね。
これは、セレッソ勢でかためた効果なんでしょう。

ハーフタイムまで時間がありましたから、リードする時間帯が少し早すぎるかなと思いました。
でも、スペインは1人少なくなってしまいましたね。
その状態で日本に引かれましたから、もう後の祭りでした。
永井だけを残してカウンター狙いでしたし、日本のスピードが生かせる状況が整ってしまいました。
大津のケガで、斎藤を入れたことも、効果的でした。
これは、日本が引いて守ることを考えた上での関塚の狙いだったんだと思います。

あれは、見事なドン引きでしたね。
テレビの画面が全体を映さないので、分かりにくかったですが、引いていたと思います。
あのスペースに、日本の選手は、ほとんどいましたから。

永井だけは下がって来るなよ、と思っていました。
ベンチからも指示が出ていたと思いますけれど、あれだけの脅威を与えていれば、前にいるだけで2人つけておかないといけませんし。

そうなると、10人のスペインは厳しいですよね。
永井は、最近の調子の良さからすれば、決めてしまうかもしれませんが、普段は、バンバン、得点するFWではないですから。
あそこは、スペインはリスクをおかすべきだったと思います。
そうすれば、永井も下がって守備をせざるを得なかったかもしれませんし。
これも、日本の研究が足りないと感じた理由の一つです。

残り10分くらいには、ケガの交替以外で残った1枚で、早く山村を入れて欲しいと思っていました。
扇原が悪かったですが、東や清武よりは守備は出来るでしょう。
ボランチを3枚にするのもありだと思ったんですが、その形は、あの代表では使ったことがないんですよね。
バランスも考えて、素直に扇原に交替させたんでしょう。
扇原のプレーが中途半端だったので、もっと早く交替して良かったと思います。

吉田は、頼もしいですね。
あのメンバーに入ると、頼りになります。
ことごとく、跳ね返していました。

返す返すも、これでオーバーエージで、ガチャピンを呼べていれば…。
バックアップメンバーに、J1のレギュラーのGKを入れるなんて無駄なことをしてしまったのが、もったいないですね。
これも、後の祭りですけれど…。

こうやって考えて来ると、最初に戻ってしまうんですよね。
スペイン、こんなものなんですか?
初戦だったからでしょうか?
昨日のゲームだけを見れば、やっぱり、奇跡ではないですよ。
それとも、上に書いたような筋書きのすべてが関塚の狙いだったとしたら、ものすごい監督ということになりますね!?

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