【アントニオ】ザーゴ解任

公式サイトで、ザーゴの解任が発表されました。
同時に、相馬の監督就任も発表されています。

クラブとしては、かなり待った方でしょうが、札幌戦の結果でさすがにとなったのでしょう。
何を言っても、ピッチ上に影響を与えることが出来ないのでは、監督は務まりません。
お疲れ様でした。

ザーゴを呼んで来た時に、ヨーロッパのサッカーを取り入れることが目的とのことでした。
でも、実際には、その目指すものがはっきりしないまま、監督を終えることになりました。

そもそも、日本に来る外国籍監督に、最も必要なものはメンタル面の指導力だと思っています。
外国籍監督は、いわゆるモチベーターでなければ務まりません。
ザーゴに、決定的に欠けているのは、その点ではないでしょうか。

今回のザーゴの解任は、監督としての能力云々ではありません。
選手でもそうですが、その国に合っているか、そのクラブに合っているか、その点が一番大切で、そこが違っていたからです。

これで、相馬が監督になりますが、S級ライセンス保持者の中から、クラブは相馬を残したのですから、これは既定路線です。
相馬も、そのつもりでいたはずです。

鹿島よりも前に、横浜FCで監督交代がありました。
朝日新聞に、就任した早川のコメントが掲載されていましたので引用します。

「引き受けるときに、次は解任か辞任しかないと覚悟を決めた。クラブで最後の使命と位置づけている」

監督というのは、こういう職業なんですよね。
石井にせよ、大岩にせよ、OBに監督を託す時は、そのクラブで最後のキャリアとなることを、本人だけではなくサポーターも覚悟しなければなりません。
まあ、相馬の場合には、半分は外様のような雰囲気ですから、そこまでの覚悟はないかもしれませんけれど…。

とにかく、昨季は終盤に盛り返して、今季もチョコチョコと結果を出したことで、決断がかなり遅くなってしまいました。
ザーゴのままで降格するよりは、やることはやった方が良いと思います。
これで、やっと、鹿島のサッカーが動き始めますね。


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