Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

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忍者ロール?@昨今の日本食ブーム

2015-02-24 23:35:49 | グルメ

「海外における日本食人気の隆盛ぶりには、隔世の感がある。」

これは、遡ること4か月前の「海外の日本食ブーム」という
日本経済新聞のコラムの最初の一行です。
筆者は、国際交流基金理事長の安藤裕康さんです。

ささっと面白い部分を拾ってみましょうね。

「半世紀も前にアメリカ在住の頃、日本食レストランに入ると提灯と琴の音楽が侘しげで、閑古鳥が鳴いていたものだ。生の魚を食べる料理と言うと、顔をしかめられた。それが今はどうだ。和食と聞くと、外国人は目を輝かす。」

たしかに安藤さんの言う通り。
ワシントンDCでもシアトルでも
来るたびごとに日本食レストランが増えているような気がします。

シアトルにおいては
なんと「宇和島屋」と言う大きな(半端じゃなく大きな)
日本食材のスーパーマーケットがあります。

初めてここに行った時にはビックリ仰天しました。
およそ何だってあります。
タラコだって、イクラだって、ウニだって、ウナギだって
モヤシだって、レンコンだって、大葉だって
すき焼き用、しゃぶしゃぶ用の薄切り肉だって
お好み焼きだって、たこ焼きだって、、、、、、、

お米なんてもしかしたら日本のスーパーより
たくさんの種類があるかもしれません。

日本人の友人たちが口ぐちに言います。
そして私も同感します。

「ウワジに行くと大変なのよね。
 ちょこっとのつもりがついつい買っちゃうじゃない?
 挙句の果てにすごい値段になっちゃって。」

「ウワジ」と言うのはどうやら「宇和島屋」の愛称のようです。
そして「ウワジ」いえ「Uwaji」で買い物をしているお客は
最近では日本人よりも、アメリカ人の方が多いぐらいです。

この家から歩いて行ける範囲でも
日本食レストランはいくつもあります。

もっぱらフラリと気楽に出かけるのは「8th Street」の「Kampai」ですが
ここはコックさんもウェイトレスも日本人ではありませんし
お客もほとんどが西洋人です。
何回足を運んでも日本語の聞こえてきたためしがありません。

町の真ん中にあるちょっとお洒落な回転寿司の店「Blue Sushi」もそうです。

つい先日、郵便局まで「Broadway」を歩いていたら
途中に「Genki Sushi」と言う店を見つけ
ランチとディナーの間の中途半端な時間に
興味深々ふらりと入ってみました。

ここもまた
お皿の色で値段が違う回転寿司の店でしたが
案の定、日本語はどこからも聞こえてきませんでした。

ここで、ぐるぐる回るカウンターから
不思議なお寿司を取ってみましたよ。
不思議なのは他にもたくさんありましたけれど(笑)。

「NINJA ROLL」=「忍者ロール」です!
ねえ、名前を見たら試してみたくもなりまよねえ(笑)。
これです、これ!


使われているのは
インゲンの天ぷらと、クリームチーズと、帆立貝と、ネギでした。
そしてソースが、タイのスイートチリソースと
「BBQ eel sauce」(バーベキュー鰻ソース)。
なんと、私たちが鰻のかば焼きに使うあの甘いソースででしたよ。

お味ですか?
そりゃ一言では表現できぬムムムの味でございましたよ(笑)。
だから「NINJA」と言うわけでもないでしょうが。

最後に一言、冒頭にご紹介したコラムから。

「但し、すべての日本食が本国と同じであるべきかと言えば、現地の好みを取り入れた変わり種を認める度量も必要ではないか?」


読んでくださってありがとうございました。
どうぞ良い一日をお過ごしくださいね。

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