「今日のスーパーボウル見ないとシアトルの会話に乗り遅れるよ。見ればシアトルの人になれるからね。」
またしてもこんな忠告?脅迫(笑)?メールが、シアトル在住大先輩の親友から届きました。ここまで言われて、どうして見ずにいられましょうか。
かくして、この試合を見るために、仕事を終えるや大急ぎで北欧から帰って来た夫と共に、そわそわと開幕時間の日曜日午後3時半を待つ身となりました。
第49回スーパーボウルは、アリゾナ州グレンデールで、現地時間1日の午後4時半に開幕の火蓋を切りました。東と西では3時間も時差がある国です。ここシアトルでは午後3時半でした。
一生懸命、ルールをにわか勉強しましたけれど、やっぱり駄目でした(涙)。
書いてある意味がわかりません。それならば、書よりも実戦で理解しようと思っても、こちらはもっと駄目でした(涙)。隣で、「Oh my God!」とか、「Good job!」とか、「Terrible!」とか呟いている夫を横目で見ながらも、その状況が全く把握できません(涙)。
それでも、退屈をするでもなく、わからないながらも時に手に汗握ったりもして、3時半から延々3時間以上もテレビの前に貼りついておりましたよ。これで「シアトル人」になれたかしら(笑)。
さてさてそんなシアトルの「Seahawks」対ニューイングランドの「Patriots」の全米チャンピオン決定戦については、一夜明けてみれば、その模様は英語はもちろん日本語でもずらずら~っとネットで掲載されていますから、わけもわからぬド素人が書くことは控えまして、、、、、
今朝は初めて見た(と言ってもテレビでですが)メイおばさんの素朴な驚きや感想を少しばかりお伝えします。
その1.とにかくものすごいコマーシャルの量です。試合の合間にこれでもかというぐらいにCMが入ります。「そりゃそうだよ、膨大な収入源なんだから。」とはとなりの夫さん。ちなみにどのくらいかと言えば、たった30秒で約4億円、この一試合でテレビ局が手に入れるCM収入は軽く300億円ですって!!!
その2:これほどの晴れ舞台、これほどのCM料をいったいどんな大会社が払っていたかと言いますと、たとえば、、、、、、、
一番最初に堂々と登場したのは「TOYOTA」でした。
しかも、「TOYOA」は、レクサス、カムリと車種別に何度も出てきます。
続いて、マクドナルド、日産、フィアット、マイクロソフト、コカコーラ、ペプシコーラ、フォード、ジープ、バッドワイザー、シボレー、T-Mobile、メルセデス、、、、、、
いかに「自動車会社」が多いかがわかります。変わったところでは、2月13日公開の例の映画「Fifty Shades of Grey」の予告です。この「主婦ポルノ」などと呼ばれながらも長い間読者を待たせ続けた映画ですが、お膝元のアメリカと日本が同時公開なんですねえ。
その3:どこまでがリアルタイムで、どこからがリプレイなのかがよくわからず苦労しました。テレビ画面のカウンターがあるかないか、だとういことに途中で気づきましたが、そのカウンターも止まったままの時と動き始めた時で状況をつかむわけなんですね。
その4:15分X4本とは何も60分で終わるということではないんですね。3時半に始まって勝負がつくまでに優に3時間以上かかりましたもの。
等々知らないことだらけの世界でしたが、それなりに面白く、不思議なもので最後の最後のどんでん返しで「Seahawks」が負けた時にはかなりがっかりしましたよ。それだけ、いつの間にやらシアトルっ子になっていたわけですね(笑)。
さて、町の様子はと言えば、、、、、
試合前にはシアトルのシンボルともいえるタワー「スペースニードル」のてっぺんにも
二番目に高いダウンタウンのビルのてっぺんにも、大きな「12」の旗が挙げられていましたよ。
「12」とは、「12番目のプレーヤー」つまり「ファン」を意味するとのこと。「頑張れ~!」のエールです。ちょっと感激ですね。
試合中には、いつもは早朝だろうが深夜だろうがたくさんの車が川のように流れている「I-5」と言うハイウェイも初めて見る閑散ぶりでした。ほら、これが試合中の「I-5」
こちらが一夜明けた朝7時の「I-5」の光の川です。
すぐ下のマディソン通りだって、いつもはたくさんの車が行き来しているのに、こんな具合。
みんなどこかでテレビに見入っていたのでしょうね。
残念無念の試合が終わった直後には、花火が上がりました。けれどもたった一発。
もし勝っていたら何発も夜空に花咲いたことでしょうに。
そしてもしも「Seahawks」が優勝していたら、きっと今日はあちこちで「おめでとうセール」が行われていたでしょうに、、、、、そして明後日にはパレードだったでしょうに、、、、、
シアトルっ子は今日は朝から落胆です。
読んでくださってありがとうございました。
どうぞ良い一日をお過ごしくださいね。
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