Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

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「UNBROKEN」~アンジェリーナ・ジョリーが作ったあまりに重い映画(前篇)

2015-02-21 08:52:29 | 映画

昨年のクリスマスに公開になったすぐ後に
見るべきか、やめるべきか
随分迷ったあげくに
勇気を出してひとりで見に行った映画があります。
ワシントンDCに居た時のことです。

相棒からは
「君、よくもまあ見に行ったものだね。」
と、呆れられました。

それほどセンセーショナルな映画です。
映画、より正確に言えば、「映画館で見る映画」は
本を読むのと同じように好きなものですから
興味の赴くままにちょこちょこと足を向けています。

けれども
見終わった後、まだエンドロールが流れている暗い中で
そわそわと、とにかく明るくなる前に出なければいけない
見られてはいけないと
逃げるように出口へ向かったのは
後にも先にも、この映画が初めてです。

あれ以来
ずっと重い物が心の中に澱んでいて
だからこそ書いて楽にならねばと思いながらも
ずっと逃げているうちに、もう2か月近くがたってしまいました。

今日はそんな映画について
簡単にあらすじを書かせていただきます。
女優のアンジェリーナ・ジョリーが作った「UNBROKEN」です。

私の重い思いを書く前に
まずは、この映画のことを客観的に説明しなければなりません。

これは1936年のベルリンオリンピックランナーでもあった実在の人物
ルイス・ザンペリーニの生涯です。

B24の戦闘員であったザンペリーニは
第二次世界大戦中、飛行機が太平洋上で墜落し
6週間もの間、漂流をしながら命を繋ぎました。

そして
もう限界と言う時に日本軍に発見され
以来終戦までの2年間を捕虜収容所で過ごします。

もっと具体的に言えば
命を落とすギリギリまで
日本軍による激しい拷問の日々を生きなければならなくなります。

大きな軸となるのが
言葉を絶するほどにサディスティックな日本人将校との関係です。
この、将校を演じた日本人俳優のすさまじいまでの美貌については
主観的な話になりますので後編にゆずります。

モデルとなったザンペリーニは
昨年の7月に97歳で亡くなりました。

アンジェリーナ・ジョリーは
ロスで、ザンペリー二の目と鼻の先に住み
友情を交わすようになったと言います。
そして計り知れないほどの大きな影響を受けたと言います。

できたばかりの映画のフィルムを
ザンペリー二の病床で見せた時の
「自分の人生を見つめる美し青い目を今でも思い出す。」
と語ります。

さて、あまり長くなってもいけませんから
ここまでを前篇とさせていただいて
その日本での受け止め方や
私自身の感想の一部などについては
次回の後編で語らせたいただきたいと思います。

この最初から最後まで衝撃的な映画「UNBROKEN」は
日本での公開日はおろか
公開されるかどうかも未定のようです。


読んでくださってありがとうございました。
どうぞ良い一日をお過ごしくださいね。

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