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月の晩にひらく「アンデルの手帖」

writer みつながかずみ が綴る、今日をもう一度愉しむショートショート!「きょうという奇蹟で一年はできている」

リセットされた、新生なわたし

2012-06-22 23:23:03 | 腹腔鏡下 子宮全摘術


6月22日。 手術4日目。

今日は昨日よりさらに気分がいい。

食堂でのお昼を早めに切り上げ、
1時の体温や脈拍測定などをしたら、ロッカーをあけて洋服を探す。
大阪駅の改札にて、1時20分に母と待ち合わせした。

昨日の雨も上がり、空がキラキラ眩しく、街路樹の緑も明るい。風が気持ちいい。

人の表情、街の情景など目にうつるもの全てが新鮮で、またこうやって自分の足で歩け、
よく知るこの街に帰ってこられたと思うと、涙ぐんでしまった。

今日は昨日より、足がスムーズに前に出る。それがうれしい。

大阪駅周辺からブリーゼ・ブリーゼ、ハービス大阪、
リッツカールトン大阪の界わいをたくさん歩く。

この界わいは、とてもいい気に満たされている土地柄だ。

ダイワハウスのビルと大阪中央病院の、ポケットパークのあたりも素敵。
勤務する人々も、そこを訪れる人々も、皆とてもいい表情をしていると思う。

わたしは一度リセットされて、新たに再生された。
容姿はそっくり、でも、心が入れ替わったという気がする。
その制作に携わってくれた先生が、佐伯愛先生で本当に誇らしい。
心から良かったと今は感謝の気持ちでいっぱいだ。

京都の伊藤病院・伊藤先生の言葉をかりれば、
古いタイプの女医さんでもなく、最近流行のギャル系でもない。
品格ある女性と、のこと。

私を再生してくれた人の手が、佐伯愛先生である。
それをこれから生涯、誇りに思っていきていこう

自分の与えられた道とは、偶然ではなく必然である。
そうあれほど逃げたかった手術は、自分にとっての必然であったのだ。
だから、胸をはって、勇気をもって進もう。
自分が歩こうと決めた勘をひたすら信じて、歩いていこう。




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