引っ越してから初めてのオフ会訪問です。このところ、休日といえば家族で近所の公園などで過ごすというのが定番でしたので、久しぶりにちょこっと遠出、大人の遠足:オーディオ編(先日の京都はあくまでお仕事ですんもんね)。電車を乗り継ぎ小一時間、待ち合わせの駅から車で5分ほど。訪問先は昨日の予告のとおり、ファイルウェブつながりで知り合った
ヒジヤンさん宅です。海にほど近い閑静な住宅地に建つ家の一室が、こんなオーディオ実験工房になっているとは…。リビングは二階で、一階奥の元寝室の8畳間には、自作サーロジック風パネルが設置され、壁面のいたるところには振動制御の為のタイルやガラスが貼り付けられ、窓には和紙が張られていたり…さらにスピーカーが二組(一組は借用中とのこと)。なんだか、部屋の必死具合が、我が家の某部屋に近い印象です。見所満載の部屋内の見分を経てのオーディオタイム。事前情報から、爆音系かと身構えた一曲目は女性ボーカル、確かに音量はやや大きめだが…センターにズン、ビシーっ!。やや高めに定位するボーカル像はスピーカーセンターパネルが両手を挙げて歌い上げるようです。2曲目も女性ボーカル、サラブライトマン。ヴォーカルの実像感と演奏のアタックを大切にされている様子が伺えます。で3曲目…さらにヴォリュームがあがって…流石にこれは、私にとっては音量がややトゥーマッチ。もっとも、体の芯にズンと響く低域が基準になっている様子が(身をもって)よ~く分りました。
クラシックではスピーカーの位置を動かすとのことで、ここで何曲か持ち込みディスクを聴かせていただきました。センターの強さ、前に出てくる感じの勢いある演奏、左右の広がりというのが印象的でした。
そして、スピーカーの位置を少し奥に移動させてクラッシク系のセッティング。ここではサイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団『ベルリオーズ:幻想交響曲』最終楽章。いや~きっとこの曲はお好きだと思ってましたよ。椅子に深々と沈み込みながら、壮大なるフィナーレを浴びるのは最高への心と体のマッサージですね。
ただ、微細な音場表現の曲では、位置が後ろに下がった分、脇に置かれたスピーカーの影響がちょっぴり、無きにしも非ず。ということで、途中CDプレーヤーの聴き比べを挟んで、スピーカーの選手交代。
ここまでの主役、B&Wはちょっとあっち向いといてほい!とばかりにそっぽ向かされます。側面の曲面が贅沢な反響板に早代わり。12cmのワンユニットのスピーカーとのことで、ズン!ドン!という低音は望めませんが、ユニットの身軽さが身上で、速く動いて、早く止まる。サクサクと心地よい鳴りっぷりです。面白いスピーカーですね。ヴォーカルは元より、ヴァイオリン、チェンバロなどよ~く鳴りますね。
とはいえ、ヒジヤンさんの身上からすれば、やはりB&Wの本妻なのかなぁ。
いやはや、様々な音のもてなし、ありがとうございました。
明日は続いて、その後向かった、江ノ島のライブハウスのお話。
というわけで、今日のところはここで一押し。
にほんブログ村よろしければ、クリックをお願いします。
午前中からお昼にかけては一位になったりしますが…まだまだ、激しい首位争い。