黄昏オーディオ

ちょっとだけオーディオ。

消磁器なところ

2007-09-29 23:09:32 | オーディオ(小技)
ホウザンの消磁器のこと書いたところNaruさんから本家?のRD-1試してみませんかというありがたい申し出をいただき借りて試しています。正直なところなかなか聴き比べする時間が取れず、お気軽モードの聴き比べをしています。ディスクが帯磁するか否かはさておき、消磁してしまえば、どちらにしろ変わらないようなもんですが、違うんですね~不思議なことに。しかも、どちらかをやって、後から別のをかけると、最後にやった方の効果がのこります。RD-1は一音一音がきれいに立つ感じで、オーディオ的快楽が多く感じます。ホウザンで処理すると、そういったきれいさからすると荒さというか素朴さが出る感じがします。そして、一番の違いは左右方向での音の広がりが、RD-1はまとまる方向ですが、ホウザンで処理すると広がる方向になります。このあたりどちらが良いか一概には言えませんが、もうちょっといろんなジャンルで遊んでみます。

ステレオ測定

2007-09-23 23:45:16 | オーディオ(測定・調整)
連休なのにお仕事です。まあ、忙しいのは、さほど苦にならないのですが、昨日は半年前からチェックしていたイベントに行きたかっただけに残念。旧甲子園ホテルはフランクロイドライトの流れをくむ遠藤新の設計の建物で、音楽を聴くなんていかにも良いじゃないですか。現在は女子大の施設なので、普段はおいそれとはいけないだけに良い機会だと狙っていたので残念で仕方有りません。次回は来年の春あたり、今度こそいきたいなあ。
さてさて、写真はもう先週になりますが、スピーカーの向きの調整にあわせて測定の様子。耳は2個なのに測定マイクは一個というのはどうなんだろうと、常々思っていましたので、マイク二本やインターフェイスを購入したのはかれこれ、息子の出生前。買ってはみたモノの身重の嫁さん要るのにピンクノイズ出すのも…新生児いるのにピンクノイズ出すのも…というわけで、使うタイミングがありませんでしたので、ここにきてようやくテスト。まだ測定ソフトになれていなかったりしますが、頭の幅に合わせて2本並べて測定すると、細かく調整精度が上がるかと思いきや、むしろ逆に、平均を見ながらアバウトさが増大するというなんか本末転倒の状況です。まあ、悪くはないんですがステレオで測定しなくともいいかなあ…。まあ、やってみてなきゃ分からない。

今月は…

2007-09-19 22:55:01 | 音楽・ソフト
今月はまだ三分の一が残ってますし、阪神が優勝なんて夢が無きにしも非ず。ですが、私にとっての今年の九月はかなり、矢野絢子です。
ライブ2回で、ライブ会場で詩集は買うは、随分以前に発売のシングルCDは買うは…。そして挙句の果てに発売日にアルバム購入なんて…何年ぶりだろう…。
さらに、家に帰るとサウンドハウスに注文していたL字のスピコンとLEDのロウソク型ライトが到着していました。(以前も同じ組み合わせで購入しましたが更に同じ組み合わせで追加)早速、ロウソク?を全部で6灯つけて薄暗い部屋で、薄暗い?音楽を楽しんでいました。
そこへ、娘&息子を寝かしつけた嫁さんがよんでた週刊誌に、東京時代に3人で行きつけだったうなぎや大絶賛の記事を見つけて、部屋の戸を開けて開口一番「きもい」
そうそう、うなぎの肝がいいんだよなぁ。鈴木。そうそう店長はちょっとうなぎ似です。

久しぶりのオフ会

2007-09-17 21:03:18 | オフ会(アウェイ)
全く初めての訪問というのは随分と久しぶりな気がします。ケロさんに誘われていつもの?ミチさんとともに地下鉄なんかで南下。IKEROさんの所にお邪魔してまいりました。
木造の2階の屋根裏部屋というまさに男の隠れ家(部屋)です。2つの階段を重さ三桁ほどのプロジャクターをいかにして運び込んだのか…パワーアンプのジャフのMC-6の巨漢やベロダインのウーハーは階段の幅を超えているのではないか…。だいたいスピーカーに30cmのウーハーが2発づつ4発備えられているのにヴェロダインとは…。ミステリーサークル以上にミステリーが多すぎです。さてさて、そういえばオフ会って…とすっかりブランクが長いので、適切なコメント?も出来ずにひたすら音楽、そして映像を楽しましていただいて、気がつくとあたりは真っ暗というトワイライトゾ~ン。アナログも楽しまれるようですが、主食は映像とのことで、久しぶりに体験するマルチセッティング。ソフトのつくり如何のところ多分にありますが、やはりマルチの優位性ってあるよなあ…と至極当たり前の印象しか表現しきれない不甲斐なさ。でも、実は2chのCDでの左右の空間表現がフツーに気になってました。マルチチャンネルソフトではセンターチャンネルのスピーカーもちゃんと利かせているという設定からか、CDにおいては真ん中に片意地の張らないステレオセッティング。左右のウーハーが強靭なのも影響しているのか…すごく自然なステレオサウンド。
私の場合は、アンプ片チャン壊れのセンターにスピーカー一本の時期も影響してか、真ん中の密度に、自分では気づかないうちに、こだわりすぎていたのかもしれないなあと反省しきり。
まあ、オフ会の楽しみって、当たり前のことながら、決して批評とかではなく、その人となりのなかで新たなソフトのとの出会いとか、自分のシステムへフィードバックとかが楽しみなんですよねと当たり前だのクラッカー。
ということで、今日は久しぶりにスピーカーのセッティング変更でたのしんでいます。

最初で最後だろうか

2007-09-16 10:24:19 | ライブ
7日に行ったばかりなので行かないつもりが、ついつい。梅田なんで帰りの途中…といいながら、仕事をあわてて片付けて逃げるように会社を出たので、途中とはいえないな…しかも予約入れてるし…。
バナナホールって昔から名前は知っているけど実は行ったことがありませんでした。
地下鉄、中崎町から歩いて中古ディスクやDISKJ.Jを脇目に急ぎ足、ところがちょと迷ってぎりぎり開演目に到着。結構真ん中あたりの、オーディオ的にいい席を確保。
今日はソロのライブではなく、三組の出演。最初は矢谷ウメ子さん。30分一曲の限りなく暗い土の薫り世界をピアノで弾き語り。さあ、いよいよ矢野絢子さんの登場かと思いきや、ピアノとカホンのデュオ→ Pia-no-jaC ← (ピアノジャック) の演奏。早く矢野絢子さんでてきてよ、と正直なところ思いましたが、なぜか演奏が終わったときには、販売していたディスクの全種類(6枚)まとめてお買い上げというお気に入り具合です。カホン(Cajón)という芸能人格付けチェックで三流芸能人の椅子として有名な?箱馬みたいな楽器がおもしろい。オーディオルームの椅子として最適かもしれませんね。
さて、いよいよ矢野絢子さんの登場。今回はバイオリンの嶋崎史香さんも参加。ピアノも前回はステージ左側に置かれたアップライトでしたが、今回はステージセンターにおかれたグランドピアノ。空間もゆったりとして、音だけとっても今回のほうが断然いい。しかも、途中彼女が「今日はお別れを言いに来ました」と言ったようにバナナホールとそのピアノへの彼女の思い入れがひしひしと伝わる熱演でした。

合格通知って何年ぶりだ

2007-09-09 23:33:34 | オーディオ(電源・アース)
理工系でも利口系でもないのですが、実は密かに、ちまちま勉強してました。面白いもので、勉強していくと、いろんな仕組みが気づかないとこで、うまく安全に使えるようにできているなあとか、関心しながら意外に楽しいお勉強。が、計算はやっぱし苦手です。まあ、マークシートは共通一次で鍛えましたから…で、無事、筆記試験に合格。
筆記試験に合格すると翌年の筆記試験が免除になるので、まあ、実技は来年で良いか。と思ってました。しかし、昨年から試験問題は12問が事前に公表されてそのうち一問が出題される形式なったので、もしかしたらと練習しだしたのは実技試験のひと月ほど前。ところが最初は電工ナイフで流血とか、時間が全然間に合わないとか、あきらめかけましたが、試験時間に近い時間の演奏時間の音楽をかけながら、夜な夜な練習。電車の中では単線の回路図を複線にするお勉強。というわけで迎えた実技試験。…無事合格。
これから免許申請して3週間ほどかかるようですが、自動車以外ではじめての免許証の到着が楽しみだ。
もっとも、別に人様のところを工事しようというものではありませんが。

無邪気な横顔

2007-09-07 23:49:36 | ライブ
生後一ヶ月の息子と嫁を置いて、フツーライブ行くかな~という暖かい声援を背に受け、吹田にあるライブハウス5th-Streetで開催されたの「矢野絢子 短歌詩集」出版記念ライブ【悲しみと呼ばれる人生の優しさよ】に行ってきました。まあ、活動拠点の高知のライブハウス: 歌小屋の2階に行くよりいいじゃないですか…と嫁の目の届かぬところで軽い遠吠え…。開演時間を少し過ぎての到着ですが、なんとか真ん中奥側の席を確保。ちょいと大きめのおじさんの後ろからの眺めです。すっきぱらに一気に喉の乾きを癒やしたビールで、軽いほろ酔い気分で開演を待ちます。出版記念ということで、隣の席の男性は早速詩集を読みふけっています。まあ、私はそんなヘビーなファンじゃないから本はいらないな…。最近、ステレオサウンドをせっせと処分してますが、なかなか減らず…。なるべく本は抱え込まないようにしようと決めたんで…。
さあ、開演のっけは
「約束」

腐り始めた鎖骨に 慰めの風突き刺さる

いきなり深いつかみです。
アップライトのピアノは舞台左側に寄せられたいるので、右手の席からは、演奏中はもちろん、途中正面を向いても彼女の横顔しか見えませんが、一曲目を終えて魅せた微かな微笑みは何とも不敵な表情。
その後も結構、破壊的な?選曲が続きます。
耳にあけたピアス。生まれたときには無かったのに、生きているうちに付いて消えない傷。そんな歌ですと紹介して歌い始めた「ピアス」という曲
…広げた脚に…
…耳元で…
そりゃピアスじゃ無いやろ…と無粋な突っ込みはさておき。でも、ぐっと熱くなるエロい歌です。残念ながらディスクになっていないようです。メジャーでの発売に戻ってなおいっそう発売しにくそうな曲ですね…。
活動10年にして曲は200を超えているとのこと、発売されている曲のほうがむしろ少ないかも…。詩集には曲のごく一部が抜き出されているらしいが…
あら、買っちゃった…。
しかも、サインまで…
アンバーで貰うのはちょい照れるので黄昏でお願いしますと、
…たそがれ…
うん、ひらがなも存外悪くない。
9/13にはバナナホール。10/7,8には神戸でライブがあるようです。結構癖になりそうだ。

言葉にできない~version H~

2007-09-04 23:36:43 | オーディオ(小技)
9月になって少しは過ごしやすくなってきました。暑い夏に生まれた子供は大変だと思いましたが、洗濯モノは世界中が乾燥機かというぐらい早くかわくし、一月を過ぎて外出させてもいい時期には幾分過ごしやすくなっているし、免疫の弱い時期が風邪の流行期でもないので、夏生まれの子供もいいもんだ…なんて話は嫁さん差し置いてする話でもないですね。オーディオはすっかり閉店状態でしたが、涼しくなるにつれぼちぼちと再会。オーディオ用にディスクの消磁器なんていう古典的?商品がありますが、とかくアンチオーディオ用ということで、もっと古典的な消磁器HOUZAN HC-33なんてのを買ってみました。留守中に届いて嫁さんに何買ったのと聞かれて「ショウジキに答えると…」
さて、ブラウン管がすっかり絶滅に瀕している今ではこうした消磁器も風前の灯火かもしれません。昔、学生時代に同様の機械を手にしたことが有りましたが、上手い具合に徐々に遠ざけていかないといけないなんて熟練の技?が必要でしたがこれは、出力減衰機構内蔵でスイッチを切ると消磁能力を内部回路で自動減衰させるため、本機を遠ざける必要がありませんという優れモノ。
早速、中古で買ってしかも結構聴きまくっているディスクということで選んだのはSnowdrop 6曲目言葉にできない~version M~ が定番です。まずはいつも通り聴いてみます。…いつもどおりの音楽に浸ります。さて、ディスクをとりだし消磁器を充ててみます…正直まったく反応がありません…。両面にあてがいスイッチを押しますが、恐ろしいほどの沈黙というか無反応。壊れてるのかなあと、先にネジのくっつくドライバーに向けてスイッチオン。持つ手にジ~ンと強い振動が伝わってきていかにも何か利いてる感じ。ネジを近づけてもうんともつんとも…ただの鉄のドライバーになってしまいました。やっぱしディスクなんて帯磁してないんじゃないのとおもいながら、さっき聴いた同じ曲を聴いてみる…
ちがう きっとちがう 心が叫んでいる
…言葉にできない…la la la

いやホンマ違うわ!