黄昏オーディオ

ちょっとだけオーディオ。

ヒノキ部屋

2007-04-29 23:59:03 | オフ会(アウェイ)
連休という名の日曜日。オーディオ仲間のミチさんに誘われて小旅行。電車に揺られること2時間ほどで舞鶴にいずる。自室を自力でI式リスニングルームに改装というHYさん宅に伺いました。家に到着すると玄関脇の太いが部屋中に引き込まれているのを、うれしそうに指差して見せてくださるあたりからも、好きモノぶりが伺えます。(もっともみんな好きモノなのはいうまでもありません。)2階の部屋に入ると微かに木の香り。正面左右の壁はグラスウールを仕込んでヒノキ板の反射面とサランネットを貼った吸音面が特定の比率で配分されたI式ルームに準じた造作です。床もヒノキの板が貼られて、こつこつと叩いてみるとやさしい反射音。いいな~。先に指差されていた電源ケーブルはその後…(ピー)…。う~んすごい。ごく短めにいつも聴かれている音楽を聴かせていただいたあと、持ち込みディスクを多目に聴かせていただきました。事前情報でピアノソナタなどが主食とのことなので、ピアノというキーワードを主体に選曲。定番の持ち込みディスクもピアノで曲を選びなおすと面白いものです。
何はともあれ、部屋の響きが美味しいですね。吸音と反射のバランスはやや反射の方に軸が振れていますが、反射音が柔らかいので心地がいいですね。
壁面の造作はとても真似できそうにありませんが、床の反射はちょっと頂ですね。
帰りの電車の都合から最後はあわただしくも、若狭の美味しい寿司をいただいて帰路に着きました。帰りは各駅停車乗り継いでの小旅行でした。

止めろっといわれても…

2007-04-27 22:59:52 | 音楽・ソフト
たとえば、
読まないでください。読まないで、読まないで。読まないで、読まないで、読まないで、読まないで、読まないで、読まないで、
読まないでと書いてるじゃないですか…。

と書いてみたところで、普通は読んでしまいます。

ああ、そっちに行くな。危ない!志村うしろ~。

恐怖映画でもそっち行ったらあかんやろうという方にいくのが人の常。
行くなといわれて、行かない人はむしろ少数でしょう。
端正なジャケットに不釣合いな朱書き&上下二重線でWRANINGとかかれたら買わずおれないのが、オーマニの常。
静寂にこらえられずにヴォリーム上げると危ないよという感じの親切な表記で、オーディオマニア釣りの為の表記ではないようです…。

クロさん ごめん!

2007-04-25 21:45:22 | オーディオ(部屋いじり)
日記を辿ること2004年12月20日のちょっと前ねお・ぴゅあげーむのページを見ていたら自作の音響パネル(通称音パネ)を譲ってくれるとのこと、早速メールしていただいたパネル。正面に格子状のパネルを作っていただいた後も愛用していました。しかし、この後ろにはクローゼットがあり、そこへのものの出し入れを阻んでいるのが幾度かちょっと家庭問題になってましたが、いよいよ潮時の様子…。というわけでクロさんには大変申し訳ないのですが、どなたか引き取っていいただける方がいれば…。申し訳ありませんが送料だけご負担ください。長さ1830mm幅650mm厚み10mm、素材は厚み12mm程度のコンパネでしたの部分にねじ穴、角の痛みなどありますので…。

大きなものなので近場で引き取りにこれる方があればいいんですが…。

慣らし鳴らし

2007-04-23 22:02:10 | オーディオ(真空管)
以前、購入して好印象のインターシティー(パラメの製造元)のケーブル。そのときには品切れ中だったマスターリング・ケーブルが入荷ということでしたので早速注文して試しています。(あら、もう売り切れてた。)
ただ、困ったことにエージングに200時間…。真空管がもったいないじゃんというわけで、真空管も大事なものから、そうでもないものへ交換。
プリの球も替えときたいが、さすがにそんなにいじると訳がわかんなくなるので…。さらに、あんまし変化が気になりだすと…なので、とりあえずあんまし日ごろは聴かない曲を選んで楽しもうとしていますが…球はやはり大事なほうがいいなぁ。大事にしてだけでは音楽聴けないし…。球道は険しい。

お腹が…

2007-04-22 22:32:20 | 音楽・ソフト
97年のディスクなので、もうずいぶん昔のアルバムですが、いつものように中古屋からサルベージ。ERYKAH BADU/Liveなんと臨月のときのライブのアルバムだそうな…。
よく生まれなかったものだなあ…。おそらくウルサイとお腹を蹴ってたことでしょうね。
廊下を挟んで2部屋向こうから時々「ボリュームがでかい」と怒りにくる嫁さんにつめの垢でも…。
いや、そんなことは口が裂けても…。



Everythingには芯がある

2007-04-21 16:29:49 | 音楽・ソフト
MISIAのサードアルバムMARVELOUS旨い具合に中古で豪華?初回盤をお安くゲット。なんか不定形のパッケージの方が安いことって時々ありますよね。実は置き場に困るとか、出っ張るとか。名刺ケースに入らない名刺が厄介なのと同じかなあ。この前ミチさんところでひょんなことで聴いたアース・ウィンド&ファイアーで、ジョージ・マッセンバーグが気になっていました。ネットで検索しているとSound&Recording最新号でオノセイゲンとのスペシャルインタビュー記事。こりゃまたお気に入りのオノセイゲンとの対談ということなら買わざるをえないなあと久しぶりの雑誌購入。対談では小野さんがマッセンバーグのパラメトリックEQmod820025周年記念のTシャツ姿というお茶目ぶり。ちょっと気になるTシャツです。
記事で彼の作品として取り上げられている6作品のうちにMARVELOUSがありました。
というわけでいまさらながらの購入。
「愛の歌」「Everything」の2曲がマッセンバーグのミックスだそうです。
なるほど、ストリングスを導入した壮大なバラードながら、歌を中心に捉えつつアレンジを最大限に生かしたバランス作りはさすがだ。と紹介文そのままじゃん。

何でおんなじのが…

2007-04-18 22:42:56 | 音楽・ソフト
ブログにアップしようと2枚並べて写真を撮ろうとしたら、嫁さんがお休みを言いにきて…「なんで同じのが二枚あるの…」
よく見てください。地面の高さが違うじゃないですか。右のは上にSTEREOって入れるためにイラストを下にずらしてます。左上のマークも右のはPRESTAGEなのに左はイギリス盤でTransatlantic Recordsのマークが入ってますよ。音だってぜんぜん違うんですから…。
というわけで、肝心のお休みを言わずに扉が閉まりました。
だいたい、まだこのアルバムの収集は、これで終わってないんですけど…。
なかなか最初から欲しい盤には出会えないものです。
ところで二人の間の溝の和音は…大丈夫ですよ多分…きっと。

妄想力

2007-04-17 00:01:55 | 書籍・読書
郵便配達夫 シュヴァルの理想宮
子供の頃、絵画教室の先生にフランスの片田舎の小さな村に郵便配達夫の建てた宮殿があるという話を聞いたことがある。何かの拍子に、ふと思い出して検索してみると、シュヴァルという郵便配達夫が33年をかけて建てた宮殿があるらしい。こうした曖昧な記憶から検索できるというのはネットならではですね。というわけで早速、郵便配達夫シュヴァルの理想宮という本を図書館に注文し、一気に読み終えた。
シュヴァル43歳のとき。配達の途中につまずいた石の不思議な形に魅せられて、仕事を終えると石探し、庭一杯に集めた石を眺めているうちに、夢の宮殿の建設を決意。それから33年、独りこつこつと夢の宮殿を作り続けた。さらに78歳にして、先立たれた妻をそこに埋葬できないと決まると、墓廟の建設に着工し、八年、86歳にして完成させる。
死後半世紀が経ち素人建築は、老朽化し崩壊の危機にさらされた。「気違いじみた妄想のどうしようもない寄せ集め」として「芸術」としての文化財の指定を阻む動きが多い中。時の文化担当国務大臣アンドレ・マルローによって1969年、国の重要建築物として指定され、崩壊を免れ世界各地から観光客にその姿を魅せている。マルローはその決定に対しての答弁で、「理想宮とは何か?それは素朴派芸術の建築における唯一の作例であります。…略…素朴派芸術が無視しえない現実となった時代にあって、世界で唯一の素朴派の建築を所有するという幸運に恵まれたのが、私どもフランスであるとしますれば、それを指定せず、崩壊するのを待っているなどどいうことはナンセンスでありましょう」
かくして、一介の郵便配達夫の建てた宮殿はベルサイユ宮殿同様に保存維持されている。
…43歳にはまだ少しある。
オーディオルームぐらいならこつこつ作れるだろうか…。どこに…。

良いんだけど

2007-04-16 07:39:37 | 音楽・ソフト
今日は腰を据えてアナログ三昧。この前から調整に励んでいた割りに、まとめて聴いて無かったんです。なかなか平日はアナログという気になりにくですね。
部屋を整理していると、恥ずかしながら聴かずに貯まった盤がありますね。
写真もそんな一枚。"BY HEART"/Judy Niemack and Simon Wettenhall。軽快なスキャッド。良い感じですね。盤の状態もそこそこいいし、演奏録音ともによし。
今日はヘビーローテーションで聴いてます。
それにしてもこれ、購入して未開風の状態で発掘されました。しかも、買った覚えが全く無いんです。大体、私がこれを店で選ぶ理由が全く思い当たりません…。面子を何度見返しても、既知のメンバーは居ないし、ジャケ買いの可能性もない。置いてあった場所から考えて3ヶ月以内の筈なんだが、いくら思い出しても思い当たらないなあ…。残るは、よっぽど安かったのか…。ネットで相場を調べてみるがそんなバカヤスで買ったの可能性も低いし程度は悪くない。
まあ、いいもの聴けたからいいようなものなんですが…。
気になって仕方がない。謎だ。

張り出し

2007-04-15 09:56:32 | オフ会(アウェイ)
今日はオーディオ仲間でささやかな飲み会です。集合場所はミチさんのところ。尼崎で電車を乗り換えると隣には、やあやあと ケロさんと合流。駅に着くと自称:真っ赤なスポーツカーでオダギリジョーことオニギリジョーの異名をもつミチさんが颯爽と登場。山手の閑静な住宅地に着くと隣の敷地では土壌改善工事でユンボが…。でも、そのうちひいひい言わせてやるよ!と意味深な笑みを浮かべたミチさんに連れられて2階のオーディオ部屋へ。出だしの音量を警戒して、少し部屋の隅にかわして、先にケロさんを中心に送り出し。しかし、最初の音だしの時こそ、音量デカと少し思ったぐらいで、音の迫力はむしろ心地いい。当然、隣の工事などまったく気になりません…。なんて感じで部屋の隅で先に陣取り、CDラックを眺めているとラックのほとんどを占めるのはクラッシクですが、一番下の段に少し恥ずかしそうに並んでいるのはPOPS系。昔集めていたものらしい。でその一群にEarth Wind & Fireを発見。パラメトリックEQの創造主、ジョージ・マッセンバーグによるマスタリングですね。そういえば壁面がジョージ・マッセンバーグのスタジオに少し似ていますね。というわけで、私の番になって我が家と色違いの椅子に座ります。うちの白いレザーはそろそろくたびれて替え時かなあ…。早速のお手前頂戴いたしますれば、先の傍らで聴いていたときよりさらに、音は心地いい。低域のごろっとした張り出し感が、迫りくる感じを演出している様子です。リアで微かに利かせたダイナベクターのスーパーステレオは音場を後ろに押し広げ、低域を豊かに、高域を包み込むような感じを付加しているようです。べリンガーのデジイコも積極的に活用している様子で、強固な部屋の特性を乗りこなしているご様子です。ラックの方に目をやるとリラクサも4台という拘りようで、もう私のことを必死だなんていわせないょ。で、夕食は貸しきり座敷でオーディオ密談。その後さらにジャズカフェSTAGEに場所を移して夜が更けていきました。いやいや、楽しかった。