今月も吉祥寺の
Megでのジャズ・オーディオ愛好会に参加してきました。
十一回目となる今回のイベント内容は、
Octave製 超豪華アンプの試聴
【①Jubilee Preamplifier(4,200,000税込) ② Jubilee Mono(7,350,000 ペア 税込)】
プリとパワーアンプの総額はなんと驚きの11,550,000円。
パワーアンプ一台の重さは70kg,2台のモノラルアンプとプリアンプ、そして電源ユニット合わせて167.8kg。これだけの大きさのものをオーディオルームに持ち込んだら、繋がずとも音が変わりそうです。ちなみに重さあたりの値段を見ると1gあたりで68.8円。金相場は4,194円ですんで金塊の僅か60分の1の価格です。安いもんです。ちょとは身近な値段に思えて…きませんね。
ちょっと接続に手間取って、19時をちょっと過ぎてのスタート。
内部の写真を見せていただいて、代理店の方による説明。元は産業用のトランスメーカーだったのを譲り受けた息子が、オーディオメーカーとスタートさせたいうことで、トランスが売りの様子。巨大なアンプの底には巨大なトランス。その上には巨大なコンデンサー。その上には少し空間を空けて、真空管等の機材が並んでいました。日本製の機材だとついついみっちりと部品を詰め込みがちですが、こうした隙間をちゃんとつくるというのは大事なことなんでしょうね。
さて肝心の音の方ですが、ちょっと聴いたところ、押し出しの強いなんとも魅惑的な音です。まだ機材の暖まらないうちに、私がリクエストさせていただいたのは
ラルス・ダニエルソン/Libera Me
。これは痛い選曲ミス。寺島さんは「なんだこのフュージョンはアンプに失礼だ!」と、オカンムリでした。確かにちょっと場違いな選曲でしたね。私が聴きたかったのは、音の複雑な絡み合いが空間に展開する様子。一音一音はの主張の強く押し出しのある音ですが、全体の纏まりとなると…。まあ、機材が温まってないからということもあるでしょうが、もしやこのアンプ、なんかまとめて取り繕う何で気持ちは微塵もない奴なのかもしれません。
確かに、ハイエンドの機材であればそれなりの趣味性をもって、それに惚れた人が買えば良い訳です。単純にいい音であればそんな大枚はたかなくても手に入るってもんでしょうね。
その後、CDプレイヤーからプリへのケーブルを変えると、こりゃまた激変。
ケーブルへの反応もすこぶる敏感。かなりのジャジャ馬です。
エージング云々より、自分の思うような音を奏でさせるまでには、かなりじっくり時間をかけて育て上げないといけないアンプでしょうね。
この趣味の高みに上るのには、お金を積むだけでなく、ちゃんと覚悟を決めて付き合い調教しないといけないでしょうね。久しぶりにハイエンドオーディオの魔力を持った機材にあった気がします。
↓ブログ村ランキングに参加しております。ほかにも多くのオーディオサイトがあります。↓
にほんブログ村