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優しい暮らし

2010-06-15 04:53:40 | 書籍・読書

父親の介護の過程で考案した「いのちのスープ」で有名な辰巳芳子さんの庭の時間。両親から受け継いだ鎌倉の実家の庭の植栽による旬の食材を活かした四季折々の食事について書かれていて、なんとも素敵な暮らしぶりです。本文や写真もいいですが、この本のあとがきに寄せられた進士五十八さんによる「食べられる”にわ”エディブル・ガーデン」と題された文章がまたすばらしい。私が読んだあとがき史上最高のものです。

英語のガーデンも漢字の庭園も本来は、人間が生きるためのシェルターでそこには基本的に水と食べ物が備わったものだった。ところが、文明の発展により食べ物の生産は農民に委ねられ、農園や作業的な場所は裏に回り、表は華やかな食とはつながりの薄い庭園意匠へと分かれていた。
しかし、食と農と環境が一体化した場所こそが、本来の庭園ではないかと指摘し、辰巳先生のおにわこそが現代の名園であり、造園の究極を示唆しているといった趣旨ですが、
私が要約すると何でこんなに味わいも何も無いのだろう…。

うちの庭木で食卓にのせれそうなものは…渋柿の葉っぱで柿の葉でも作ってみるかな。

まあ、進士五十八さんが気になるので、これの著作をちょっと読んでみましょう。こうして読書リレーが続きます。


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庭の時間
辰巳 芳子
文化出版局