昨日は、加藤さん、小沼さんの在廊日だったのですが、ちょっと時間をいただいて
新潟県柏崎市高柳で開催された「狐の夜祭」へ行ってきました。
昨年は、途中参加の途中退席だったので、今年はじっくり見学しようと意気込んで
いたのですが、新潟の山間は、とても寒く、心が折れそうでした。
高柳市の栃ヶ原地区と漆島地区の合同祭りで、栃ヶ原で開催される昼の部で
畳一畳ほどの大油揚げを作り、漆島で開催される夜の部へ狐に扮した子供たちが
大油揚げを担いで山を下ります。
参加したのは、夜の部。
会場の入り口から、灯篭が灯り、気持ちが高揚してきます。
会場内は、地元の食材を生かしたお店も出ていて、おこわや豚汁をいただいたのですが、昨年は売り切れてしまっていた狐の饅頭を早い内に求めました。
夜の部のスタートは、黒姫山太鼓。
里山に響く太鼓の音は。室内で聞く音とは違って、パワーをもらいました。
しばらくすると、栃ヶ原からの山道を大油揚げを担いで下りてくる灯りが見えはじめました。
見える範囲では、20分程の時間で下って来たのですが、実は1時間位かけて3キロの山道を下ってくるそうです。
やがて、漆島会場に大油揚げが届きます。
油揚げの角を切り落とし、お稲荷様にお供えして、来年の農作の予想を
お狐さんにお伺いします。(今年と同じ豊作の予報でした)
その間に、大油揚げをカットしていきます。
畳一枚なので結構時間がかかります。
カットし終わると、生姜醤油のタレに付けて、まずは子狐役の子供たちから
その後、大人狐、一般の方と順番に振舞われます。
その後、祭りはクライマックスの「狐の踊り」へ
子供たちが下って来た山から、狐の灯篭が宙を舞って下りてきます。
まずは一匹の狐が様子を確認し、その後他の狐たちも集まって踊りだします。
幻想的な踊りを見せ、狐たちは山に帰ります。
出店が並んで、騒ぐだけの祭りではなく、「藤五郎きつね」という民話をモチーフに、
平成元年から続く、ストーリーのあるお祭りです。
来年の秋の連休、どこに行こうか迷った方は、是非、高柳の「狐の夜祭」を
おすすめいたします。
おいしい地の食べ物と酒、本物の祭り。
ラストの歌謡ショーは見ませんでした。