愛と情熱の革命戦記

猫々左翼の闘争日誌

沖縄県民および国民への裏切りとしての福島氏罷免劇

2010年05月28日 23時19分26秒 | JCPの活動、国民運動、国内の政治・経済等
 一応、念のために申し上げておきましょう。

 私は社民党の支持者ではありません。なにしろ、私は日本共産党党員ですから。

 なんで、記事の表題がこうなっているのか……みなさんもニュースで報じられているように閣僚の一人である福島瑞穂氏(社民党)が鳩山総理から閣僚を罷免されました。理由は、福島瑞穂氏が普天間基地の辺野古への移転に反対し続けて、総理の「説得」に応じなかったことです。

 鳩山総理は、民主党が野党だった時代に総選挙で普天間基地を最低でも県外へ移設させる旨、党の代表者の立場で有権者へ言いました。鳩山総理が普天間基地問題を辺野古への移転という形で「決着」をつけようとしたことは紛れもない裏切り行為と言う他ありません。福島瑞穂氏罷免は、まさに鳩山総理の沖縄県民、国民への裏切りの現れです。

 鳩山首相は鳩ではなく鷺(サギ)です。

 この問題に関して言えば、社会民主党自体も正面から問われるべきことがあります。民主党の鳩山総理にしても小沢幹事長にしても元々自民党の人です。こういう人が中心になっている政党が要となって組織した政権が本当の意味で憲法第9条を尊重する政治をするとは言えないことは、冷静に考えれば自明のことです。護憲を標榜している政党でありながらなぜ鳩山内閣に入閣したのか、入閣した事自体が憲法第9条を尊重した政治を行う観点から見て間違いだったのではないか、これを社会民主党は正面から向き合うべきだといえるのではないかと、私は思います。

 社民党が連立を離脱するのかしないのかということは、まだわかりませんが、国家ビジョンで重要な位置を占める安全保障政策において抜き差しならないほどの立場の違いがある以上は、社会民主党は連立を離脱してしかるべきです。

 もしこの期に及んで社会民主党が連立内閣に残るということになれば、やはり沖縄県民、国民を裏切ったということになります。

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