日本にオバマ米大統領が来たわけです。オバマ米大統領は、日本国政府に対して原発推進協力の姿勢を示しました。原発そのものの危険性と福島第1原発事故が全く収束していない、収束するめどすら立っていないのに外国政府首脳が日本国政府に対して原発推進を協力すると言っても、私たちにとって迷惑千万です。
原子力技術は、未完成であり、原発は一度事故が発生すると空間的に際限ない被害が拡大するし、時間の観点から言えば、世代を超えた被害を生じさせます。電力を生み出す方法は、太陽光、風力、地熱など様々あります。シュールガスを使った発電方法だってあるわけです。日本のような国土の狭い所で、しかも活断層だらけの地震の巣の上で原発を作って良い状況はないのです。原発なくても日本では電力を賄えることは事実を以って明らかです。
日本が取るべきことは原発からの即時撤退、即時廃炉への決意です。オバマ米大統領の原発推進協力は、日本国民にとって迷惑なものでしかないのです。日本国政府首脳が、米国政府首脳が何をしようと私たちは原発再稼働に反対して、原発ゼロへの声を上げ続けるのみです。