愛と情熱の革命戦記

猫々左翼の闘争日誌

普天間基地問題―「移転先」探しの無様な破綻

2010年05月30日 01時03分54秒 | JCPの活動、国民運動、国内の政治・経済等
 ニュースで報じられているのでみなさんもご存知のことかと思います。

 28日に鳩山首相は、福島瑞穂氏(社民党)を閣僚から罷免しました。理由は、ニュースなどで報じられているように、普天間基地の移設先として鳩山政権が辺野古への明記をした文書へ福島瑞穂氏が拒否したことです。

 この問題に関して、福島瑞穂氏が一定筋を通したと見ることはできるかもしれません。だからといって、社民党が連立政権を構成してきた政党として、また福島瑞穂氏が閣僚として普天間基地の「移設条件付き返還」を推進してきたことの責任を逃れられるわけではありません。

 鳩山内閣は、普天間基地の「移設条件付き返還」に固執してこれが行き詰まった結果、辺野古へ回帰した上、米軍訓練の全国拡大という自公政権より悪い案を出してきています。

 普天間基地問題に対して、政党としては社会民主党が、閣僚としては福島瑞穂氏が破綻した「移設条件付き返還」路線を推進して「無条件返還」を一度も提起してきたことのないということは紛れもない事実です。一連の経過を見るにつけて社会民主党にも民主党と同様に日米安保体制を離脱して対米従属から抜け出す立場にないということが明らかになっています。

 普天間基地問題は、あらためてアメリカ言いなり政治から抜け出してアメリカに堂々とモノを言える政治をつくることが必要であることを私たちは教訓として汲み取っていくべきではないでしょうか。

【参照記事】
福島大臣罷免/「移設先」探しの破たん - しんぶん赤旗

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