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愛と情熱の革命戦記

猫々左翼の闘争日誌

韓国訪問時には、西大門刑務所歴史館へ行こう

2008年10月08日 01時16分20秒 | 戦争のない世界をめざす


 職場の社員旅行へ行った先の一つにソウル市西郊外に西大門刑務所歴史館がありました。写真は西大門刑務所歴史館の門のところです。建物の中も写したかったのですが、撮影禁止と書かれていましたので、入り口の門しか写していないことに関してはご理解ください。

 1910年に絶対主義的天皇制のもとで日本軍国主義が朝鮮半島を併合しました。もちろん、朝鮮半島の人民が黙っているはずがなく、命がけで朝鮮半島の独立をめざして、日本軍国主義(朝鮮半島の人は、日本帝国主義、あるいは日帝と呼んでいます)に立ち向かった人たちがいました。西大門刑務所は、かつて日本軍国主義が朝鮮半島を併合し苛烈な抑圧を加えた何よりもの証拠です。私は、日本軍国主義(天皇制ファシズム)に立ち向かった朝鮮半島の愛国烈士に心からの敬意と追悼をこの場で申し上げます。私が入っている日本共産党は、1922年の党創立以来一貫して日本軍国主義の侵略戦争に反対して朝鮮の独立運動と連帯して戦い抜いた歴史があります。彼ら愛国烈士は歴史的同志であります。歴史的同志としても、愛国烈士へ心からの敬意と追悼を申し上げる次第です。

 西大門刑務所歴史館は、日本人が大韓民国(韓国)へ行ったときには、必ず訪問していただきたい場所です。日韓が、真の友好をはぐくんでいくためには、私たち日本人が過去に日本軍国主義による侵略戦争の事実に正面から向き合うことが欠かせません。西大門刑務所歴史館には、日韓両国民が認識を共有するべき思い歴史の事実があります。日本へ帰国してから知ったことではありますが、西大門刑務所歴史館では、予約をすれば日本語のガイドが付きます。ですから、韓国語が分からなくてもその辺の心配はありません。日韓両国民の間の友好をはぐくんでいく観点からも日本語のガイドをつけることをおすすめします。

 日本で、極右的な侵略戦争美化の考え方の人が、韓国において日本軍国主義の暴虐を歴史の事実として伝えていることを「反日教育」だと難癖をつけていますが、実際に西大門刑務所歴史館を訪れて、侵略戦争美化派の言い分がいかに事実を曲解したものかということを理屈抜きの事実として明確に私は認識しました。歴史観のなかには、全体の一部ですが、日本語の解説文が添えられていえる文書があります。この文書の中では、「日本人」という言葉が主語になっている文章はありません。主語は、日本帝国主義、あるいは日帝となっています。これは、韓国の人々が日本人一般を敵視しているのではないことを何よりも物語っています。批判の対象は日本人一般ではなく、日本軍国主義(日本帝国主義)です。

 侵略戦争の事実に正面から向き合い、日本を再び戦争をする国にしないために、そして日韓の真の友好をはぐくんでいくために韓国へ行くすべての日本人に西大門刑務所歴史館へ訪問して欲しいと、私は心より思っております。


西大門刑務所とは

 日本が朝鮮半島の植民地化をすすめるさなかの一九〇八年に「京城監獄」として建設(二三年に「西大門刑務所」に改称)。のべ数万人の独立運動家が投獄され、四百―四千人が獄死。「民族の抗日独立運動に対する日帝の代表的弾圧機関」(同歴史館)とされています。八七年に刑務所が移転し、跡地は西大門独立公園として整備され、独立運動家のたたかいを現代に伝える場となっています。

 上記解説文は日本共産党中央委員会HPからの引用です。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-09-06/2006090601_01_0.html


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