経済評論家であり、ケインズ経済学の流れを汲む、ニューケインジアンの1人で、
TVなどでお馴染みのリチャード・クー氏の書物を紹介します。
タイトルは、「デフレとバランスシート 不況の経済学」です。
この書籍は、2003年出版ということで、内容自体は既に過去のものとなって
いるのですが、日本の構造不況についてとてもわかりやすく記述されています。
先日、マネタリストの大家である、シカゴ学派のフリードマン氏が逝去されましたが、
このリチャード・クー氏はケインズ派ということで、財政政策の有効性の観点から
詳細な説明がされています。
ちなみに、バランスシートとは、企業の貸借対照表のことを指しており、クー氏は
日本の構造不況が長引いた原因を、企業が債務の最小化をするために借金返済に奔走し、
銀行から資金供給を受けた設備投資などを実施しなかったことにある、と説明しています。
2003年からはや3年が経過し、現在の日本経済は景気回復から拡大期へ、そして
停滞期あるいは踊り場へ向かうかといわれている現在でも、リチャード氏の同書の中での
考え方はとても参考になるので、私たちの経済に対する見方や考え方を支える良書と
いえるのではないでしょうか。
ちなみに、まっつあんは、この本を寝る前に読むのですが、おかげさまで熟睡できるようになりました。
なお、この書籍を中古でいいから購入しようとネットで検索したところ、1円から
販売していました。(郵送代の方が高くついてしまいます)
TVなどでお馴染みのリチャード・クー氏の書物を紹介します。
タイトルは、「デフレとバランスシート 不況の経済学」です。
この書籍は、2003年出版ということで、内容自体は既に過去のものとなって
いるのですが、日本の構造不況についてとてもわかりやすく記述されています。
先日、マネタリストの大家である、シカゴ学派のフリードマン氏が逝去されましたが、
このリチャード・クー氏はケインズ派ということで、財政政策の有効性の観点から
詳細な説明がされています。
ちなみに、バランスシートとは、企業の貸借対照表のことを指しており、クー氏は
日本の構造不況が長引いた原因を、企業が債務の最小化をするために借金返済に奔走し、
銀行から資金供給を受けた設備投資などを実施しなかったことにある、と説明しています。
2003年からはや3年が経過し、現在の日本経済は景気回復から拡大期へ、そして
停滞期あるいは踊り場へ向かうかといわれている現在でも、リチャード氏の同書の中での
考え方はとても参考になるので、私たちの経済に対する見方や考え方を支える良書と
いえるのではないでしょうか。
ちなみに、まっつあんは、この本を寝る前に読むのですが、おかげさまで熟睡できるようになりました。
なお、この書籍を中古でいいから購入しようとネットで検索したところ、1円から
販売していました。(郵送代の方が高くついてしまいます)