現在放送中の刑事ドラマです。
ドラマで取り上げられる事件そのものは、ありえないものばかりでどうかと
思うのですが、出演者が面白くて、「この刑事ドラマってパロディだっけ?」と
毎回思わされます。
でも、不思議な面白さがあり、あっという間にこれまでの2作を見終えて
しまいました。
刑事ドラマというと重苦しいイメージがありますが、このドラマは軽い!です。
それにしても、TVの刑事ドラマって、だいたい年中放送されていますよね。
今なら、BOSS、臨場、相棒、ハンチョウなどなど。
有名な最近の刑事物で言えば、踊る大捜査線ですが、ほかにアンフェア、はぐれ
刑事純情派、ケータイ刑事シリーズ、富豪刑事、海外では24(トゥエンティ・
フォー)もあり、刑事物といっても描写の仕方はさまざまです。
それにしても、なぜこれほど刑事ドラマが愛されるのでしょう。
ここから先は私個人の仮説ですが、おそらく刑事ドラマというのは人生のあらゆる
シーンを内包しており、多くの視聴者の共感を得やすい(視聴率を取りやすい)
からじゃないでしょうか。
つまり、人の生死や恋愛、複雑な人間関係が複合的に描きやすいということです。
また、仮想の犯罪を通して、スリルやサスペンス、推理などが楽しむことができる
ため、1時間のドラマの中で視聴者はまさにジェットコースター気分を味わえます。
犯人逮捕の後、番組の最後には決まりきったパターンで、おちゃらけシーンが
たいてい盛り込まれ、緊張している視聴者をほぐし、安堵感を与え、次週も
また観たいという気持ちを盛り上げています。
どんなドラマにも製作時に前提条件というのがあるのですが、刑事物においての
前提条件は「勧善懲悪」でしょう。
つまり、「良いものが、悪いものを懲らしめる」ということです。
刑事物で、犯人が勝ってしまったら番組が成り立ちませんからね・・・。
アールノドシュワルチェネッガー主演の「ターミネーター」ですら破壊されて
いるのですから、人間の起こす犯罪はたいてい逮捕されます。
唯一例外があるとすれば、「時効警察」です。
これは、時効を迎えた凶悪犯罪を、刑事が趣味で真犯人を突き止めるという
もので、深夜時間帯での放送にもかかわらず大きな反響があったようです。
いずれにせよ、これからも刑事ドラマは色々放送されるんでしょうね。
ちなみにまっちゃんが好きだった刑事物は、掘北真希主演の「ケータイ刑事
銭形舞」と、深キョンの富豪刑事です。
特に富豪刑事の最後の場面で、上司に「勝手に帰るな~!」と毎回叱られつつ、
執事の迎えの車で現場をさっさと去っていくシーンには笑えます。