最近、まっちゃんが若年者の就職相談に応じている際に、とても気になっている
カテゴリーがあります。
それが「ボラバイト」です。
ボラバイトとは、ボランティア・アルバイトの略称で、何かの職業に就くことをを目指す
若者が、その職に関連する企業や団体、事業主のもとでボランティアとして働く就労形態
のことです。
実際には、バイトとついていることから、1日4,000円程度の「御礼」が支払われて
いるのが実情で、おそらく年間103万円未満(1ヶ月80,000円)でおさめられて
いることだと推測されます。
もちろん、就労形態はあくまでもボランティアですから、雇用契約は発生しませんし、
受入先企業等の所得税や各種手当、厚生年金等の支払い義務はありません。
したがって、交通費や住民税、年金等の支払い義務はボラバイトをする人、つまり
「ボラバイター」側に発生します。
月8万円程度の収入では、ボラバイターはどう考えても赤字に陥ることが予想されるの
すが、それでも彼らは喜んでボラバイトに従事しているようです。
その理由は、将来、目指す仕事に就くためには、このボラバイトが最短距離だと思っている
からです。
希望する業界でボラバイトをすることを通じて、専門知識や経験、技術が得られるという
インセンティブがおそらくボラバイターを突き動かし、満足度を高めているのでしょう。
したがって、現在は問題視されていない、それどころかボラバイター本人らはとても
満足している現実があります。
このボラバイト、1年程度で終わるのではあればそれほど問題にはならないのかも
しれませんが、中には高校や大学の既卒者がボラバイトに従事している人もいて、
まっちゃんは不安を感じています。
このボラバイター、最初に親さんや本人から相談を受けたときは、ボラバイトという
言葉を知らなかったため、長期的なインターンシップくらいに考えていたのですが、
どうもまっちゃんの頭の中で定義がしっくり落ち着かなかった。
それで色々と調べるうちにたどりついたのが「ボラバイト」という新しいカテゴリーだった
のです。
このボラバイトは、これから5~10年先にたいへんな社会問題になるリスクが存在する
という警鐘をこの場で鳴らしておきます。
それは、受入先の企業や仲介する会社の存在が問題になるかもしれないからです。
現在、ボラバイト先は農業や牧場等の第1次産業で従事するケースが多いというのが
一般的なようですが、まっちゃんの調べではすでにその従事先は広がりをみせています。
それは、就職難の時代に、ボラバイターという新しい就労形態で自らの道を切り拓こうと
いう若者が多く現れ、職業選択が多様化する中、受入先を積極的に開拓しているから
なのでしょう。
一方、社会現象としてこれは何を意味するのか?
まっちゃんは、ボラバイターの受入先や中間業者が第2の派遣業界に思えてなりません。
もちろん、純粋な受入先があることも事実でしょう。
しかし、やがてこのボラバイトというカテゴリーから、若者の純粋な夢や希望をお金に
変えて急成長する企業が出てくる気がします。
実際、バブルの頃に登場したフリーターが社会問題視され始めたのも、35歳過ぎの年長
フリーターが定職に就けなくなった10年以上も経過した最近になってからです。
きっと、これから派遣に変わる新しい業界として、名前こそ色々出てくるでしょうが、
このボラバイトというカテゴリーによって、一生を棒に振るような若者が大勢出てくる
ような気がしてなりません。
どうか、身の回りでボラバイトをしようと夢を見ている若者がいたら、どんな会社でも
いいから一度は就職するように促してやってください。
社会に出ることは大人の仲間入りをする第1歩です。
たくさん不安はあるでしょうが、そこから自分の夢を実現していくのです。
いつまでも月8万円程度のボラバイトをやって経験を積んだとしても、結局は正社員と
しての実績や高い技術を習得できるわけではありません。
順番が逆なんです。
高い技術を身に付けた社会人 → ボランティア という流れはよく理解できるのですが、
素人 → ボランティア という流れは、場合によっては企業に都合良く利用されて
しまい、しかも雑用係などに回されがちです。
実際、雇用契約関係書類もいらないし、企業サイドからみれば凄く便利な存在です。
たとえば、経営者を目指すのであれば、まずはどんな会社でもいいから正社員として
就職して、一生懸命仕事に打ち込む。
そして、自己啓発などで経営学を徹底的に学ぶ。
それから、業務で学んだ経営学の技術や知識を活かし、経営学を実践を通じて自分流の
ものに変えて取り込んでいく。
手法は人それぞれですが、ボラバイトをするよりはよほどいいのではないでしょうか。
「急がば回れ」という諺がありますが、まずはどんな企業でもいいから正社員として
就職することを考えましょう。
最後に、30歳過ぎて就職しようとしても、ボラバイトの経歴はほとんど評価されない
ことも付け加えておきます。
カテゴリーがあります。
それが「ボラバイト」です。
ボラバイトとは、ボランティア・アルバイトの略称で、何かの職業に就くことをを目指す
若者が、その職に関連する企業や団体、事業主のもとでボランティアとして働く就労形態
のことです。
実際には、バイトとついていることから、1日4,000円程度の「御礼」が支払われて
いるのが実情で、おそらく年間103万円未満(1ヶ月80,000円)でおさめられて
いることだと推測されます。
もちろん、就労形態はあくまでもボランティアですから、雇用契約は発生しませんし、
受入先企業等の所得税や各種手当、厚生年金等の支払い義務はありません。
したがって、交通費や住民税、年金等の支払い義務はボラバイトをする人、つまり
「ボラバイター」側に発生します。
月8万円程度の収入では、ボラバイターはどう考えても赤字に陥ることが予想されるの
すが、それでも彼らは喜んでボラバイトに従事しているようです。
その理由は、将来、目指す仕事に就くためには、このボラバイトが最短距離だと思っている
からです。
希望する業界でボラバイトをすることを通じて、専門知識や経験、技術が得られるという
インセンティブがおそらくボラバイターを突き動かし、満足度を高めているのでしょう。
したがって、現在は問題視されていない、それどころかボラバイター本人らはとても
満足している現実があります。
このボラバイト、1年程度で終わるのではあればそれほど問題にはならないのかも
しれませんが、中には高校や大学の既卒者がボラバイトに従事している人もいて、
まっちゃんは不安を感じています。
このボラバイター、最初に親さんや本人から相談を受けたときは、ボラバイトという
言葉を知らなかったため、長期的なインターンシップくらいに考えていたのですが、
どうもまっちゃんの頭の中で定義がしっくり落ち着かなかった。
それで色々と調べるうちにたどりついたのが「ボラバイト」という新しいカテゴリーだった
のです。
このボラバイトは、これから5~10年先にたいへんな社会問題になるリスクが存在する
という警鐘をこの場で鳴らしておきます。
それは、受入先の企業や仲介する会社の存在が問題になるかもしれないからです。
現在、ボラバイト先は農業や牧場等の第1次産業で従事するケースが多いというのが
一般的なようですが、まっちゃんの調べではすでにその従事先は広がりをみせています。
それは、就職難の時代に、ボラバイターという新しい就労形態で自らの道を切り拓こうと
いう若者が多く現れ、職業選択が多様化する中、受入先を積極的に開拓しているから
なのでしょう。
一方、社会現象としてこれは何を意味するのか?
まっちゃんは、ボラバイターの受入先や中間業者が第2の派遣業界に思えてなりません。
もちろん、純粋な受入先があることも事実でしょう。
しかし、やがてこのボラバイトというカテゴリーから、若者の純粋な夢や希望をお金に
変えて急成長する企業が出てくる気がします。
実際、バブルの頃に登場したフリーターが社会問題視され始めたのも、35歳過ぎの年長
フリーターが定職に就けなくなった10年以上も経過した最近になってからです。
きっと、これから派遣に変わる新しい業界として、名前こそ色々出てくるでしょうが、
このボラバイトというカテゴリーによって、一生を棒に振るような若者が大勢出てくる
ような気がしてなりません。
どうか、身の回りでボラバイトをしようと夢を見ている若者がいたら、どんな会社でも
いいから一度は就職するように促してやってください。
社会に出ることは大人の仲間入りをする第1歩です。
たくさん不安はあるでしょうが、そこから自分の夢を実現していくのです。
いつまでも月8万円程度のボラバイトをやって経験を積んだとしても、結局は正社員と
しての実績や高い技術を習得できるわけではありません。
順番が逆なんです。
高い技術を身に付けた社会人 → ボランティア という流れはよく理解できるのですが、
素人 → ボランティア という流れは、場合によっては企業に都合良く利用されて
しまい、しかも雑用係などに回されがちです。
実際、雇用契約関係書類もいらないし、企業サイドからみれば凄く便利な存在です。
たとえば、経営者を目指すのであれば、まずはどんな会社でもいいから正社員として
就職して、一生懸命仕事に打ち込む。
そして、自己啓発などで経営学を徹底的に学ぶ。
それから、業務で学んだ経営学の技術や知識を活かし、経営学を実践を通じて自分流の
ものに変えて取り込んでいく。
手法は人それぞれですが、ボラバイトをするよりはよほどいいのではないでしょうか。
「急がば回れ」という諺がありますが、まずはどんな企業でもいいから正社員として
就職することを考えましょう。
最後に、30歳過ぎて就職しようとしても、ボラバイトの経歴はほとんど評価されない
ことも付け加えておきます。