細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

終わること

2014-09-25 16:56:21 | フランスのこと

日本への帰国が明後日に迫ってきました。今週は木曜日まで非常に忙しく、いろんな方とあったり、研究もしたり、家事もしたりです。

今日木曜日は首都大学東京の清水哲夫先生と初対面ですが、パリの街中でお会いした後、研究所に行って、2人の研究者と別々にミーティング。合計で4時間ぐらい研究のディスカッションをして、私の研究所での生活も終わります。

1年前、日本での生活にケリを付けて、フランスへ渡航してくることは私にとっても家族にとっても容易なことではありませんでした。今回は、私単身で戻りますので、それほど大変ではなく、日本での生活は忙しいとは思いますが、勝手を知った日本ですので、まあ何とかなるに決まっています。

フランスでやりたかったことを全部やり切ることはできませんでした。が、滞在を終わるに際して、ケリを付けられることについてはなるべくしっかりと仕上げをしようと思い、実行しています。

フランス語のレッスンも昨日、最終回が終わりましたが、終盤は異様に盛り上がりました。私が事前にエッセーをフランス語で作文をして、それを先生のChristianに添削してもらって仕上げる、という作業を4回行いました。4つのフランス語でのエッセーが形にのこりました。その過程でChristianとはより信頼関係も増し、親密になれました。パリには今後何度も来るでしょうから、ぜひまた会って食事でもしたいです。

子どもたちのお弁当作りも、ちょうど100個で終わることができそうで、これも人生の記念になると思います。どうでもいい日常ですが、日常をしっかりと生きることでしが、何も生まれないと思っています。

研究も、9月には非常に充実したディスカッションを重ねることができ、今日はその仕上げです。

長らく苦しめられてきたある報告書の作成も、帰国までに完了です。これには相当に悩まされてきましたが、この1年の滞在期間があって、多くの方のご協力もいただいて何とか立派な報告書ができたと思っています。 

自分自身の書き物、実構造物の調査結果のレポートなどを、残りの金曜日と土曜日で仕上げ、すっきりして帰国したいと思います。

秋学期の講義の準備はついに手が回らず(題材は山ほど入手してますが)、まあいつも通り、講義の実際の進捗と合わせて講義資料に昇華されていくのでしょう。

フランス渡航前はいろいろと課題もあった家族内の人間関係も、私としてはとりあえずのベストと思える状態にまで改善されてきたと思います。あと数日、しばらく離れる家族とのコミュニケーションも大切にしたいと思います。

明日金曜日からの二日間は、せっかくなのでパリの中をゆっくり散歩もしながら、終わりに向けて仕上げをしたいと思います。もちろん、日本へ帰るスーツケースの準備も。 


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