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細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

そのうち出版したい土木史の教科書のイメージ(AIにまとめてもらいました)

2025-04-08 16:16:04 | 研究のこと

土木と文明:記憶の風景をたどる旅

『土木文明史概論』から学ぶやさしい土木の話


1. 土木って、そもそもなんやろ?

私たちが暮らすこの世界には、道があって、橋がかかっていて、町がある。
でもそれらは、いつからあって、どうやってできたんやろ?

答えはシンプルで、でも深い。
風が吹いて、川が流れて、地面がちょっとずつ変わっていく――
そこに「人の手」がそっと触れてきたことが、すべての始まりなんや。

この「人の手で自然と関わること」。
それが 土木(どぼく) なんやね。


2. 文明と土木は、いっしょに育ってきた

文明って聞くと、ちょっと大げさに聞こえるかもしれんけど、
もし「文明ってなんやろ?」と聞かれたら、こう答えてみてほしい。

「それは、人が自然と語り合いながら、
思いを形にしてきた旅のことやと思うんよ」

川を渡りたい、道を通したい、雨をしのぎたい。
そんな小さな願いから始まって、やがて町ができ、国ができ、文化が生まれてきた。
その土台にはいつも、土木のしごとがあったんや。


3. 昔の人も、自然と向き合ってきた

『土木文明史概論』を読むと、
世界中の人たちが、昔から自然と向き合って生きてきたことがよう分かる。

  • ナイル川のそばでは、水とともに暮らす知恵が育った

  • メソポタミアでは、洪水を予測しながら空を見ていた人がいた

  • 中国の万里の長城を築いた人たちは、ただ石を運んでたんやなく、
    遠い未来を見つめながら作業してた

  • 日本でも、川を治め、山を整えながら、自然と「仲良くやっていく」ために工夫を重ねてきた

これ全部、土木の話なんやね。


4. 土木は、自然と「うまくやる」ための知恵

よくある誤解は、「土木って、自然に勝つためのもんやろ?」っていうやつ。
でも、実際はぜんぜんちゃう。

土木は、自然と“戦う”んやなく、“うまくやる”ための技術
いわば、自然と手を取り合う“しぐさ”みたいなもんなんや。

  • 土を掘る

  • 水を引く

  • 石を積む

どれも地味でシンプルな作業やけど、そこには人の「願い」や「未来への祈り」が込められてる。


5. 土木がつくる「かたち」と「こころ」

土木って、見えるものだけやない。
見えない「気持ち」や「想い」も運んでるんよ。

たとえば――

  • は、人と人をつなぐもの

  • は、「遠くにいる誰かに会いたい」って気持ちのかたち

  • ダムは、まだ生まれていない未来の人たちへのプレゼント

こういう考え方をすると、街の風景の見え方もちょっと変わってくるんちゃうかな。


6. 日常にひそむ、土木の気配

実は、私たちのまわりにも、土木のしごとはたくさんある。

  • 駅前の歩道

  • 通学路の段差

  • 雨の日に水が流れる溝

それらは全部、誰かが考えて、手を動かして、つくってくれたもの。
つまり、**「誰かの技術」と「誰かの気持ち」**がそこにあるってことやね。


7. 『土木文明史概論』という本について

合田良実さんの『土木文明史概論』は、土木の知識を教えてくれるだけやなくて、
もっと深い、「土木の心」や「人の歩んできた道」まで教えてくれる。

言うならば――

これは、“知識の本”であると同時に、“風景の詩集”でもある。

ページをめくるたびに、どこかで聞いたような風の音や、
誰かが汗を流して石を運んだ音が、ふわっとよみがえってくるんよ。


8. いま、そして未来へ

土木の仕事は、過去の話やと思われがちやけど、
実は、今もこれからも、ずっと私たちのすぐそばにあるものや。

いま歩いているこの道も、これからつくられる街も、
そのすべてに「人の手」が関わっていく。
その積み重ねが、また新しい“記憶の風景”になっていくんやと思う。


おわりに

土木とは、自然と人との、静かで、長い対話の歴史やった。
そしてそれは今も続いてるし、これからも終わることはない。

気づかんうちに、足元に広がってる。
それが、土木という名の記憶の風景なんやね。


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