細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

5月病なるもの

2013-05-07 21:00:32 | 人生論

今日はGW明けで講義が二つでした。二つの講義の後,学生実験の初回でしたが,私は完全なる脇役で,TAが主体となって椿先生と一緒にしっかりと学生実験を遂行してくれていて,とても良かったです。内部から進学した4名のM1と,外部から入学してきた4名のM1がとても良い雰囲気で,ほほえましくなります。

さて,学部の講義では,GW明けで調子を崩している学生が多いと思われたため,いくつかのアドバイスをしました。また,土木史の講義では,「都市の巨大化と環境問題」というトピックで,豊島の産業廃棄物不法投棄事件を軸に,世界最大のメガシティに住んでいる当事者であることの自覚を持ってもらうための情報をいくつも提供しました。

毎回,この回から学生たちのレポートが変質してきます。当事者意識を持ち始めるのか,シビルエンジニアリングの底力や奥深さに気付き始めるのか,知りませんが,とにかくこの回から変化が生じます。

来週からは,高速道路網,自然災害の克服,明治期の土木技術者の活躍,とたたみ掛けていきます。「土木史と技術者倫理」の3年目の講義も軌道に乗ってきました。来年度は4回目で,1年ちょっと間が空きますので,モデルチェンジも視野に入れて,この講義のブラッシュアップに努めたいと思います。

それにしても,仕事人間だなあ,と自らを省みて苦笑。GWはなかなか思い通りに仕事が進まず,最終日に何とか帳尻を合わせようとしましたが,予定の6~7割しかこなせませんでした。相変わらずですね。自分のやるべきと思っていることをきちんとできないと,自己嫌悪に陥り,ストレスから調子が崩れます。5月病なるものでしょうか。

でも,GW中は多くの家族イベントがあり,お客さんもたくさん来ましたし,家族との交流はたくさんできました。YNU土木教室の地引網にも始めて参加できて,大満足しました。

さあ,GWも明けて,初日は猛烈に仕事をした気分ですが,怒涛の5月が始まりました。今月は,山口にも,鞆の浦にも出張しそうで,仕上げは月末の東北の復興道路の品質調査です。いつもながら,調査部隊の隊長を私が務める予定ですので,全力を尽くしたいと思います。

まだまだ抱えている仕事に対しては後手後手ですが,今週を精一杯生きることで,少しペースを取り戻せそうですので,粘り強く前進したいと思います。