goo blog サービス終了のお知らせ 

細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

濃密な一週間

2012-10-14 21:06:52 | 職場のこと

10/9(火)~12(金)の一週間は濃密でした。ほとんど余裕のないスケジュールで,体力的にも疲労の激しい一週間でした。

9日(火)は,講義もギリギリの状態で終えた後,東京での「熱血ドボ研2030」の会合へ。この夜の飲み会で決まった名称ですが,NHK解説委員の後藤さんもメンバーの,熱血でドボクの真の役割を認識して実行する集団です。研究魂を最大限に発揮し,2030年にフクシマを世界遺産に,そして万博に結び付けるくらいの中長期ビジョンを語り合い,実行します。もちろん翌朝は二日酔い。

10日(水)の午後は横浜市で3時間の研修。維持管理の診断,補修について,私のもてるベストの情報を提供したつもりです。その夜,北九州空港に入って,レンタカーで下関のホテルに23時過ぎに到着。

11日(木)は,下関で,山口県の「施工状況把握」の現場研修会に参加。私と広島大の半井先生も参加して,非常に充実した,勉強になる研修会となりました。横浜市や群馬での展開のみならず,被災地の復興道路の品質確保への適用も視野に入っており,とても勉強になりました。講義とJCIの委員会をキャンセルしてまで参加した意義が十分過ぎるほどありました。この研修会の詳細はまた後日。

12日(金)の午前は,示方書維持管理編のWG。私が取りまとめ役のWGですが,事前の準備の時間が十分に取れませんでした。が,何とかできる範囲の準備をして,結果的には良い議論となりました。宿題がたくさん発生しましたが。

12日(金)の午後は,JCIのデータベース委員会。実質的な全体委員会で,この日も充実した情報交換の場となりました。私が幹事長を務める委員会ですが,他のJCIの研究委員会とは異なり,自律的に大きな目標に向かって各構成員が前進する,ある意味で理想的な状態に近づいているようにも思います。目標すらも時間が経つうちにどんどんと大きくなってきている。被災地の復興道路の品質確保への貢献も,この委員会の重要なミッションとなりつつある。使える手段は何でも使う,という意思の共有もできてきており,頼もしい限りです。私もドライビングフォースの中心になれるよう,改めて責任の重さを感じました。

激しい一週間でしたが,やはりこれほどの活動をすると,家庭も犠牲になってしまいます。私の親にサポートに来てもらいました。

このレベルの活動を講義期間中にずっと続けることはできません。体力も持たないし,家庭も回らないし,日常の仕事も回らなくなります。でも,刺激的でした。

さて,今週は比較的おとなしい一週間になりますが,それでも17(水)はまたまた横浜市の技術職員に「マネジメント」で講義。19(金)は鞆の浦で防災教育の打ち合わせをしてきます。まだ今週の講義や研修の準備が全くできておりません!