細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

インフラ,交流

2012-08-24 12:24:22 | 人生論

今月の頭はタンザニアにおりましたが,帰国してすぐに東北にも行きました。

今週は19日の日曜に石垣島から戻ってきたのですが,5日後の今日24日金曜日は,札幌に日帰りで出張しており,長い日本列島の南と北にごく当たり前のように出没できています。その間には山口県に出張して講習会で講演もしましたが,実は今週は高専編入試験や大学院入試その他にも対応してきました。

まさにインフラに支えられて動き回っているわけです。

昨日,23日は午前6時にホテルを出て,空港行きのバスが山口県のひび割れ抑制システムの主戦場となった山口宇部道路をスイスイ走って35分くらいで空港に到着。以前に比べると格段に便利です。ANAで羽田に到着したら,ほぼ待ち時間ゼロでバスに乗り込んで首都高を走って横浜駅へ。このバスにもスイカで乗れます。YCATに到着後,すぐにタクシーにのって横浜国大へ。大学で重要業務をこなした後,横浜国道事務所で総合評価の審査。さらに大学にタクシーで戻ってコンクリートカヌー大会への決起集会+残業。

先ほど,新千歳から電車に乗りましたが,これもスイカでOK。スイカのチャージもいたしました。

インフラと,それに付随する情報技術の発達で,これほどまでに便利な世の中になってしまいました。

さて,この状態でどうアクションするかです。便利さにかまけて堕落しては終わり。これだけ「交流」できる素地があるわけだから,とにかく動き回って交流する。竹村公太郎さん曰く,人間,生物が生きていく上で不可欠なものが「安全」「食料」「エネルギー」「交流」でこの4つが文明の下部構造(インフラ)をなす,とのことです。

「交流」しなくなったら人間も滅びます。

動き回って情報を交換して,各地の動きが活性化する。私が今月動かせていただいているのも,いろんなところのお金が使われています。世界銀行のお金もあり,奥さんの収入もあり,山口県の予算もあり, 高速道路総研からの共同研究費用もあり,もちろん国の予算もあります。動き回ることでお金も回ります。

すごい時代ですが,その状況でどのように行動するかが求められます。チャレンジングだね。