細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

横浜

2012-02-23 19:52:06 | 研究のこと

昨日は,横浜市の職員の研修において,2時間強,講演する機会がありました。市議会の予算審議の前日,という厳しい時期でしたが,160名以上の職員が参加されたようです。横国からも10名程度,うち2名は教員ですが,参加しました。横浜市の研修でこれほど集まったのは記憶にない,とのこと。

私の講演の前に,技監が30分,財政局の技術管理課長が30分,公共事業の情勢等について,非常に内容のある話題提供をいただきました。勉強になりました。

その後,私が2時間ほど。前半は,「公共事業の重要性について」というタイトルで,歴史のことも踏まえながら,スライドが110枚以上でした。とても全部は紹介できませんでしたが,後の評判を聞くと,私の思いが伝わったようでございます。

後半は,山口県の取組み,長崎県の取組みを紹介しました。横浜市でもやっていこう,というメッセージをこれでもか,というほどに投げたつもりです。まだ当選するかも分からない申請済みの大型予算も,すでに当選した気分で聴衆に紹介しました。申請に使ったパワーポイントも使いながら。

夜はもちろん大懇親会でした。私もストレートにすべてを表現するので,ベテランの方々からは少し鼻に付く場合があるようですが,まあそんなことを気にしても仕方ありません。50年,100年,もっと先まで見据えた人材育成,技術の伝承,インフラの機能の確保,を目指してやってますので。

横浜市はいよいよ動き始めた感じです。山口のようなシステムの試行もすでに,現場の選定の調整に入っているような段階です。

群馬では半井先生が,青森では阿波先生が,福島では岩城先生が,それぞれのやり方でプロジェクトを立ち上げようとしていますが,私はストレートに横浜市に訴えかける手法で行きました。私には,それしかできません。

いよいよです。やりますよう。