今日は多少酔っ払っておりまして、多言、ご勘弁を。
今日は改めて、前川先生ってやっぱりすごいんだなー、と種々のご発言を拝聴して感じました。とてもかなうレベルではない。
でも、あるベクトルで見て、すごいと思うのであって、他にもすごい人は世の中にたくさんいます。
JR東日本の石橋さんもすごかった。とてもこんな風にはなれない、どうしてこんなジャッジメントができるのだろう、と部下として働いているときに思った。
石橋さんの部下たちもすごかった。部下といっても、私の師匠たちですが。(それらの師匠たちとは、数知れず酒を飲んでいるうちに、いつの間にか師匠から同志、さらにはお友達?になっておりました。)
前川先生や石橋さんの師匠の岡村先生は私の本当の師匠です。すごい先生です。
みんなすごい。全然関係ないけど、イチローはすごい。前川先生がいくらすごいと言ったって、イチローのすごさにはかなわない。すごさの方面が違うから。
それでいいのです。みんなすごいけど、みんな違う。一つのすごさだけ見て、それを突き詰めていると、息苦しくなるし、その方面での天才には絶対に勝てない。
だから複数見ることが大事。私は前川先生には勝てません、その道では。だけど、前川先生も私には勝てません、私の得意なところでは。複数の一級のものを見ると、それぞれの長所がよりよく見えるし、嫉妬も無くなる。不要な劣等感も無くなる。すごい人はすごいし、違うタイプの人たちが連携すればよいだけだ。
つねに複眼的でいよう。今日は、高強度コンクリートの危うさを感じた。私は素直に指摘した。前川先生が同調してくださった。別の話題でも同じ議論になった。原発の事故も同じだ。ある観点で非常に強いものは、別の観点で弱点を突かれると非常に弱い場合がある。
一つの視点だけで最適化するのは危険。行政のルールは絶対ではない。憲法もしかり。絶対というものなどない。ないよ。
だから複数の視点で検証することが大事。複眼的に見て初めて分かることがたくさんある。
ある視点だけで断じてはいけない。
みんな、よくコミュニケーションしよう。
2月下旬の土曜日に、仕事で借り出されるのは、正直あまりうれしくなかった。でも、やっぱり人とコミュニケーションできて、多くを学びました。借り出されてよかった。
明日は、家族と仲良く過ごします。
酔っ払いましたが、結果として通常と異なる日記が書けました。
今日は土曜日でしたが、六本木の森ビルにて、研究交流会に出席。
東大コンクリ研一門、前川先生の下の、耐久性、材料などに関わる研究者合計7名が招かれ、化学製品メーカーの方々と交流会でした。今回は4時間強、メーカー側からの話題提供に対してディスカッションする、というスタイルでした。
非常に楽しい時間でした。やっぱり前川先生はすごいわ。私どもも最初の発表ごろでは発言していましたが、途中からはコメントとしては前川先生の独壇場。 勉強にはもちろんなりましたが、ところどころ、前川先生の言われることが100%ではないな、と思いながら拝聴することができたのは、多少なりとも私が一人前として活動していることの証しでしょうか。
それでも、やはり前川先生の深さはすごかったです。
交流会の後の懇親会もとても楽しかったのですが、中座しました。前川先生のお弟子さんのハメドさん(カイロ大学の准教授)がビジネスで来日しており、私は大の仲良しなのですが、新宿で夜に会う約束をしていたからです。
少し待ち合わせに遅れましたが、六本木から新宿までタクシーで移動し、ハメドさんと日本料理屋で2時間ほど楽しい時間を過ごしました。エジプトの研究者と新宿で、こんなくそいそがしい時期に楽しく会話している、ということが素晴らしい。話題の大半は、世界の困難な状況についてです。我が国も危機的状況にありますが、世界が危機である、と私は思っています。
今日の日中も、夜のハメドさんとの懇親も、すべて東大コンクリ研のおかげです。改めて、すごい組織で育てられたな、と感じ入ります。その恩恵を、我が国のために役立てなくてはな、と心から思います。