最後のロッキー映画、のはずだった『ロッキー 5』から17年。
今度こそ本当の最後 (たぶん) になりそうな第6作『ロッキー・ザ・ファイナル』を観た。
映画評を見ると、アメリカでも日本でも評判は必ずしも芳しくないようだ。
どうかな、と思いつつも、30年前の学生時代に第1作を仙台の映画館で観て感動したオヤジとしては、やはり見逃せない。
……観てよかった。こらえきれない涙、涙であった。
根が単純で、加齢による涙もろさもあろうが、第1作以来のファンへのサービス精神あふれる画面作り、愛する妻に先立たれ息子からも敬遠され悲哀をかみしめるロッキーが再び闘志を燃やし自分自身に挑戦する姿に胸熱くなった。
「人生は、一番重いパンチだ」
「パンチを浴びても、前に進むんだ、前に!」
「挑戦しようとする人間を止める権利が誰にあるんだ!」
父の現役復帰に困惑し、世間体や自分の立場のなさを理由に引き止めようとする息子ロバ-トにロッキーは。
「自分のふがいなさの理由を誰かのせいにするのは卑怯者のすることだ。
おまえは、けっして卑怯者ではない」
翌日から(あのロッキー・ファンファーレとともに) トレーニングを開始した父のもとに息子はサポートのために戻ってくる。うう、また泣ける。
朝、自宅を出る際に庭の鉄棒で軽く懸垂。おー、ワシは3回でヒーヒーなのに、スゴイ。
定番シーン、フィラデルフィア美術館前の大階段を駆けあがり、広場で眼下の街に向かって両こぶしを突き上げる。
(欲を言えば、トレーニングシーンがもう少し長くてもよかったかも。序盤の回想・悲哀編を逆にもう少し刈り込んで)
ついに迎えた現チャンピオンとのラスベガスでのエキシビジョンマッチ10R。
最終ラウンドまで闘い抜いたロッキーは判定を待たずにリングを降り、笑顔で去っていくのだった……。
というわけで、今も頭の中でロッキーのテーマが鳴り響くオヤジである。
さあ、ワシも立ち上がる時だ。
本日まで走休。朝、体操とその場腿上げ10分、心拍150。
※昨日張り替えた壁紙は動いて面白かったが肝心の本文が読みづらいので、夏の定番壁紙に再変更。