ランニングおやじの野望!

50歳を目前に突然走り始めた鈍足おやじランナーのトレーニング雑記です。

気持ちいい肩甲骨歩き

2007-02-22 21:56:06 | 健康法
健康誌『壮快』(マキノ出版)4月号に載っているウォーキングダイエット。
ウォーキング教室を主宰されている前田洋子さんが考案・実践して「バストがアップして、おなかはスッキリ」のダイエット効果を上げているそう。

実は、この間の東京マラソン10kmを走り終えた後、日比谷公園から地下鉄で帰る際、人影まばらなホームで電車を待ちながら、読んだばかりのこの肩甲骨歩きを試してみたのだ。

肩の高さに両腕を上げて、肩甲骨を中心に腕を大きく回しながら、前後に5歩ずつ歩くというもの。
たった10歩歩くだけなのに、冷たい雨に濡れて冷えきった全身がほかほかしてきて気持ちいい。
バストアップなどの効果のほどはともかく、これはいい感じ。
なので朝の体操のひとつに組み入れて(また増えてしまった……)、きょうで5日目。

①正しい姿勢で立ち、両腕を耳の横方向に肩のラインと水平になるように上げる。手のひらは開いて前に向ける。

②肩を大きく引き上げて上体を持ち上げる。と同時に、前に足を踏み出す。

③上げた両腕をできるだけ大きく円を描くように後方にくるりと回しながら、前に5歩進む。

④5歩進んだら、背中を丸めて両足をそろえて立つ。手のひらと視線は自然にやや下を向く。

⑤今度は後ろに5歩。両腕は前方に大きく回しながら。大きな物を抱え込むようなつもりで。

⑥元の姿勢に戻って深呼吸。

最初は歩幅を小さく、慣れてきたらだんだんと歩幅を大きく。
ひざとつま先の方向を合わせ、ひざはつま先よりも前に出ないように注意。
骨盤をできるだけ地面に近づけるように、重心をぐっと落としながら進む。

この肩甲骨歩きの効用と理由について、里見英子ドクター(内科)によると。

「まず肩甲骨を大きく回すことにより、肩の僧坊筋の下側にある深部の3つの筋肉を鍛えられます。また、上半身を大きく引き上げながら下半身も大きく動かしていく過程で、上半身と下半身をつないでいる大腰筋が鍛えられます。これにより代謝がアップするのです。
加えて、大腰筋が鍛えられると骨盤のゆがみを矯正できます。腰痛、肩こり、頭痛などの不調は、骨盤のゆがみが原因で起こる場合が多いので、骨盤のゆがみが矯正されれば、そういった不調も改善できるはずです」

さらに肩甲骨歩きには「褐色脂肪細胞」という重要な細胞を刺激する効果があるんだそう。

「肩甲骨の周辺、わきの下、首の下には、褐色脂肪細胞というものがあります。体内に蓄積された脂肪をエネルギーに変換し、放出させる働きをする、非常に有用な細胞です。加齢とともに太りやすくなるのは、この褐色脂肪細胞が次第に減少していくからなのです。
ふだんからこの細胞に刺激を与えて活性化しておけば、脂肪燃焼効果が高まり、太りにくい体を維持することができます。そこで役立つのが肩甲骨歩きです。まさに脂肪を燃焼しやすくする、かっこうの運動といっていいでしょう」

しかも肺活量アップ効果まであるという。

「肺を膨らませたり、しぼませたりするのは横隔膜の働きですが、これも筋肉でできています。肩甲骨を中心に、上体を大きく引き上げたり落としたりする肩甲骨歩きは横隔膜も鍛えることができるので、肺活量が上がるというわけです」

うーむ、あまりにも良いこと尽くめなので、「あるある捏造事件」以来疑り深くなっているオヤジであるが、まあ、やってみて気持ちがいいんだし体に悪いことはなさそうだし器具も使わずタダなので、当分続けてみることにしよう。

朝、クロカンコース地下足袋ジョグ40分(約6km)、心拍138。
コメント (2)
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