昨日に続き、埼玉・越谷健康福祉村で刀水AC練習会。参加8名。
Fコーチの指導話の中で、インターバル練習の基礎ともなるファルトレク(自由野外走)につき再度解説あり。
★設定された課題に従って走るのではなく、自分自身で課題を設定する
★何よりも「楽しく走る」ことが大前提となる
★当然、集団ではなく各人各様に走行開始・終了する
本練習の前に調整・補強運動。ここに1時間ほどかけるのが刀水ACの特色でもある。
Fコーチから、「こうした動きも何気なく行なうのではなく、一つひとつの意味と狙いを理解・意識して実施することが大切」とアドバイスあり。
とくに、①上下の動きをできるかぎり小さく
(一流ランナーは10cm幅以内)
②足首を固定 (つま先を上に向ける)
することでストライドを自然に伸ばす
の2点に留意するよう強調された。
その点を意識しながら「腰入れ」「反発もも上げ」など。
ファルトレクは約1時間。前半はゆっくりジョグに坂道登り下りを多く入れてコース外の場所を楽しく走る。
後半は1km走2本、3'53"/3'48"。引っ張ってもらわずにこのペースで走れたのは自分でも意外。
ラスト1周(1.83km)7'23"。昨日より1秒縮めた。考えてみれば、このコースで7分半を切ったのも今回の2日連続練習会が初めてである。
ハーフの距離以上を走りきる脚はまだできていないものの、スピードは多少ついてきたかも。(もちろん鈍足オヤジレベルでの話)
プールでクールダウン。平・クロール各500m、約30分。
ところで、昨日の練習後、神田神保町の古書街に立ち寄ったところ、ワシにとってはフルマラソンのゴールと同じくらいうれしい収穫。
Fコーチの指導話でも触れられたオーストラリアの名指導者セラティの、たぶん唯一の邦訳書
『陸上競技 チャンピオンへの道』
(ベースボール・マガジン社1963年刊/絶版) があった!!!
ネットで検索すると、実に多くのさまざまな方々がこの本との出会いの大きさを語っていて、ぜひとも手にとって読んでみたいと切望していた。
セラティと直接会って薫陶を受けた山西哲郎先生と高部雨市氏が、同書の絶版を惜しみセラティの思想と実践をまとめた『永遠のセラティ』(ランナーズ1989年刊) もすでに今は入手できず。
この本をお持ちのFコーチのご好意で拝借させていただいて読み、ますます「原典」を読みたい熱情は高まるばかりであった。
休日の夕暮れ過ぎで、すでにほとんどの古書店は店じまい。わずかに営業中の、比較的若手の店を何軒か覗く。
主人がプロレス好きらしい品揃えの店に、ひょっとして、と入ってみた。ズラリと並ぶプロレス雑誌のバックナンバーの最上段の高い棚にスポーツ関連の単行本が。
一巡した時は気づかず、再度目をこらして凝視すると、両側の背の高いムック本が隠すように並んでいるその間にもう1冊小さな本があるようだ。わずかな隙間から見えるタイトル文字はカタカナらしい。「チャンピオン……」?
もしや、と思い、店主に頼んで脚立を借りて登る。
両側の本をよけると、あ~~~、あった!
危うく脚立から落ちるところであった。
久々に古本探しの醍醐味を味わったオヤジである。
肝心の内容紹介はいずれまた。