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健康長寿:ふたつの口癖

2022-01-03 06:29:39 | 日記
過眠や過食

 毎年秋の気配が漂い始めると女房のボヤキが始まります。
「あぁ嫌だ、もうすぐ冬が来る」、冬場の日照時間が極端に少ない新潟生まれ
の口癖かと軽く聞き流してきましたが、ひょっとしたら別の理由があるのかも、
最近そんな思いがよぎる記事を読みました。
 何でもウインターブルーと呼ばれる病気があるそうで。

 私の願いは健康長寿。
私の健康法はウォーキング。
だから毎週月曜日はこのふたつに関連するテーマを取り上げています。
今週は「季節性うつ病とウォーキング」です。

 ウインターブルーのまたの名が季節性うつ病。
聞きなれない病名ですが、昨年末の信濃毎日新聞に特集記事がありました。
 <10月頃から冬にかけて倦怠感ややる気の低下などが表れ、過眠などの
症状が翌年の3月頃まで続く。>
 一般的なうつ病は気持ちの落ち込みなどの症状が季節に関係なく2週間
以上続くのが特徴。
それに対して季節性うつ病は秋から冬にかけて症状が表れ、温かくなる翌年
の春ごろには改善するパターンを繰り返します。
 常に憂鬱な気分にさいなまれる抑うつ症状は比較的少ないのが特徴で、
チョコレートなどの甘い物や炭水化物を好むようになるので、過食や急激
な体重増加も表れるともいいます。
 <診断は似た症状の非定型うつ病や双極Ⅱ型障害との鑑別を行う。
季節による症状の差や感情的な誘因の有無が診断のポイント。>
だから診察時には家族の同席が望ましいと書かれていました。

日を浴びながらウォーキング

 どうしてこのような症状が表れるのか、その理由のひとつが日照時間の減少
だそうで。
<冬は日照時間が短く、日光で分泌が促進されるセロトニンが減る。
これは脳内神経伝達物質のひとつで睡眠・食欲・精神の安定に関与し女性ホル
モンとの関連も深い。>
 そのためか国内では女性の発症が多いそうです。
そのひとりがわが女房なのかもしれません。

 症状を納めるには通院と自己管理の二通りの方法があるそうです。
病院では<セロトニンの分解を抑制するSSRⅠという抗うつ薬を服用する。
人工光を浴びる光療法を行う施設もある。>
 自分でやるべきこともあります。
先ずは規則正しい生活。
起床時間や就寝時間を定めて生活リズムをつくることが大事。
 <セロトニンを増やすには人との会話、日中のウォーキングなどリズミカル
で単調な行動を繰り返すのが効果的。
夏の間にウォーキングなどでできるだけ日光を浴びておくのも症状の軽減につな
がる。>(引用は全て 信濃毎日新聞 より)

 頼りない冬の日差しでも歩かないよりはきっとマシ。
女房をウォーキングに誘って、季節性うつ病のうんちくを披歴してあげよう。
 そう言えば女房にはもうひとつ口癖がありました。
「温かくなったら歩き始めようかな」、この言葉毎年聞かされています。

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