Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

2日目のNOLA 3 スアンプツアー

2009-07-11 00:04:07 | ニューオリンズの旅
さて、ホテルに戻るとスワンプツアーまでの時間は、後45分ほど。
部屋に戻って、昨日買っておいたペストリーを食べ、飲み物を飲む。

ロビーに出て待つが、迎えの時間を過ぎても一向にピックアップは来ない。
何度かベルボーイやフロントに確認する。
「他のホテルも廻っていて時間が掛かっているのだと思う。」と言われる。
20分近く遅れただろうか。
また10人乗りほどの車。そして運転手の女性、
やはり先ほどのガイドと同様、運転しながら市内の見所、
通っていく場所の説明をしてくれる。
このまま行くのかと思ったら、各地で客を集めたこの手の車が、
集合地点に到着する。
その後、大型バスに乗り換え、スワンプへと向かう。

バスはどんどんと郊外へ。
日差しも凄く強くなってくる。
河を超えると、木々が鬱蒼としてくる。
バスから降りるとメチャクチャ暑い。

お土産と飲み物などのある小屋でツアー代の集金。
お手洗いが外に二つ。どちらも鍵が壊れている。

グループ10人位になり、ボートに乗り込む。
それぞれどこから来たかガイドが質問。
ほとんどアメリカ他州とカナダ。
この辺り、そして街中でも木の枝に垂れ下がっている植物がある。
スパニッシュモスというそうだ。
スペインの苔ではなく、ムースがなまってモスになったそうだ。

ボートは時々速度を上げ、またゆっくり水辺を進みながら、
鳥や木々を鑑賞、そしてワニをマシュマロで呼び寄せる。

沖縄の西表島のボートクルーズをしたことがある。
木の水に根を張って、生えている様子が似ているが、
あちらは海。こちらは河と沼なので、水面も植物が漂い、
水も濁っている。

ガイドは時々、自分もマシュマロを頬張る。
映画「アリゲーター」みたいな人喰いワニじゃなくて、
可愛い小鰐。ガイドさんは、「僕達はここで泳ぐんだよ。」
「鰐は襲ってこないの?」
「向うが怖がって寄って来ないよ。」
ワニの写真を夢中でたくさん撮って、デジカメの電池を消耗。
全く、大ばか者だ。エリックの写真を撮らなきゃならないのに!

ここでも、川沿いに崩壊したままの小屋をいくつか見た。
ボートハウスや別荘、ハリケーンの後、直す事もなく、
放置されているそうだ。
それでも、一軒のボートハウス、ポーチでビールを飲みながら、
寛いでいる人がいた。
こちらに向けて手を振り、ビールを投げる振りをする。

日差しが市内よりもずっと強く、気温も高い。
ボートには日よけがあるが、陽にあたるとジリジリするばかりの暑さ。
ガイドさんが、「荷物や帽子を押さえてね。」
と言うと速度を上げる。風を切って河を走ると、心地良い。
船尾にいた若い女性が、叫び声を上げる。
水をザブッと浴びてしまった。彼女はそこの席、日除けもなくて、
端なので、最初から座るのを嫌がっていた。
彼女の連れの人達が大笑いしている。

かなり浅く細い水路にも入っていく。
前のボートは何かにつかえて、動けなくなっていた。
必死で方向転換している。
「あの人達、今日、帰って来られないかもしれないよ。
みんな、腕の良い僕に当たって良かったね。
助けている時間なんてないから、僕達はさっさと帰ろう。」
(もちろん、冗談です。前のボート、ちゃんと戻ってきました)

ツアーが終わりに近づく頃、何かカサカサっという音が聞こえ始めた。
よく見ると、それぞれ、紙幣を用意している。
皆、さっとわからないように渡すので、うっかりしていると気付かない。
隣の人に聞く、「いくら位渡すの?」
「?」という表情。「日本にはチップの習慣がないから良くわかんないのよ。」
「だいたい2~3ドルが相場だね。」
「ホテルのコンシェルジュでツアーの予約を頼んだら?」
「やっぱり同じくらいかな。」なるほどねぇ。

カナダからバイクで旅をしているというカップル。
バイクが故障してしまい、修理する間、この町に留まっているそうだ。
「車種は何?」
「ハーレーデビッドソン。」
「ワォ、凄いわね。彼女はサイドカー?」
「(笑)二人で一台に乗っているよ。」

また先ほどの小屋に戻り、お土産を買ったり、飲み物やトイレ休憩。
年配の女性の二人連れに、「まだ出発しないわよね?」と聞くと、
「バスがスタートするって聞いたら、必ず、あなたにも声を掛ける。」
出発の合図があった時、彼女たちは熱心にお土産を吟味していて、
結局、私が、「もう行く時間よ。」と教えることに。

ほどなくバスに乗り込み、走り始めた後、
その二人、「小さな子供を連れた女性、バスに乗ってないわ!」
と言い始め、立ち上がって運転手に叫ぶ。
運転手さん、「最初から、そんな人達はいなかったよ。」
同じボートに乗り合わせた親子、バスが違っていたのを、
ずっと行きも一緒だったと勘違いして慌てたようだ。
私もその親子、ボートの上でも目立っていて、
そしてお土産も私が買ったエプロン、
「それっていくらだった?」なんて話しかけてきたから、
同じバスかと思っていた。

帰りのバスは凄く飛ばして、エアコンも効いていた。
運転手に寒いというと、後ろの席の方が暖かいと言われる。
後ろに移動すると、確かに寒くないが、道が一般道も高速も状態が悪く、
飛び跳ねるほどで、後ろは特に振動が激しい。
一番後ろで横になって寝ていると、
「ヘ~イ、コールド・レディー、だいじょぶか~?」

また市内に戻り、降りる場所が近づくと、カサカサ、カサカサ。
私も2ドル渡して、バスから降りた。


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