Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

アメリカンダンスアイドル シーズン5 エピソード1

2010-06-28 00:02:05 | アメリカンダンスアイドル
フォックスTV「アメリカンダンスアイドル」略して「アメダン」シーズン5の放映が始まった。
アメリカでは既にシーズン7が放映されている。
「アメリカンダンスアイドル」原題は"So You Think You Can Dance"通称"SYTYCD"
"Dancing With The Stars"と合わせて全米で人気の高い番組。
ところで"Dancing With The Stars"はなぜ日本放映がないのだろう?
アメリカで知名度はあっても日本ではスターと認識されない人が出ても番組として、
盛り上がりに欠けるからだろうか。

さあ、「アメダン シーズン5」今回はいったいどんなダンサーとの出会い、
ドラマがあるのか?
「アメリカンアイドル」との違いはソロもあるが基本的にペアでの演技で進められていくので、
才能、個性のみならず相方とのバランスが保てないと勝ち進めない。
また「アメリカンアイドル」では優勝者は早速シングルも出せて歌手として活躍できるが、
こちらはファイナリストになってもあくまでもバックダンサーであることに変わりはない。
それでも終了後ファイナリストのツアーで全米にダンスを披露できる。

終了後は他のダンスコンペティションに挑戦する人、振り付け師やダンス教師になる人、
現役のダンサーとしての寿命は短いだけに、そのはかない瞬間に賭けて挑戦することに美しさがある。

懐かしい面々が戻ってきた。
司会のキャット・デイリー、審査員のメアリー・マーフィー、
審査員で番組プロデューサーのナイジェル・リスゴー。

第一回目のオーディションはニューヨーク、マンハッタンではなくブルックリン。
ゲスト審査員はシーズン4でも審査員、振り付けで参加したタバサ&ナポレオン。
二人はヒップホップにドラマ性を盛り込んだ素晴らしいダンスを前回でいくつも生み出した。

審査は三つに分かれる。合格(ラスベガス予選へ直行)
再審査(グループで振り付けのレッスンを受けてそこから合格へのステップを昇る)
不合格。

ギャビー・ロハス
母はサーカスのブランコ乗り、サーカスで育ち曲芸を習ってきた。
関節リューマチの持病があり、痛みで眠れないこともある。
「踊れなくなる日もくるかもしれないけど、ダンスは私の生きがい。」
彼女のダンスに審査員は釘づけになった。
サーカス出身のギャビー、独特の雰囲気があるコンテ。観る人を惹きつける。
「トップ20に必ず残る」ナイジェル、「5年間で観た中で最高のオーディション演技。」メアリー。
べガス行きのチケットをゲット。

Mutation
関節を外すような二人のちょっと危なくて怖いダンス。
「個性は認めるが振り付けに対応できるのか?」と聞かれ二人とも「できる」
再審査へ。

ピーター・サバニーノ
イタリア系、ユーモラスなタップ。
「演技もルックスもいいけど、衣装がちょっとね。」とメアリー。
ラスベガスへと直行。

ティファニー
背骨が3本しかないという障害を持つ。
胴の長さがない中に器官も押し込められているので生まれた時、
長くは生きられないと言われたそうだ。
それなのに今は23才。見かけでどこでも笑い物にされてきたとティファニー。
「ダンスに挑戦した君の生き方、前向きさを称えたい。
世間には自分のできないことばかりを言い募る人が多いのに、
君はできると信じていろいろなことに挑戦している。」
審査員も会場の人もスタンディングオベーション。
彼女の挑戦する姿に会場の候補者たちも勇気づけられた。
「でも番組には残れない」とナイジェル。
「参加して良かった」と帰っていくティファニー。

マキシム・カピタニク
前シーズンに参加したファイーナをパートナーにチャチャ。
「パートナーの方の巧さが際立ってしまう」と言われて再審査へ。

ノブヤ
噂に聞いていてYoutube動画でも観ていて、どのシーズンに出てくるのかと思っていた。
ロッキング、観ていて楽しくなるコミカルなダンス。
「東京の最高のダンサーズ、ヒルティング&ボッシュに似ている。」
「他のダンスも踊れるのか見せてくれ。」と再審査へ。
簡潔な英語で謙虚ながらきちんと自己主張する姿に好感度抜群。

再審査の振り付けはローレン。
シーズン3のファイナリスト。
ローレンはキレの良いダイナミックなダンスが得意だった。
47名が再審査へと残る。
練習時間は30分だけ、この時間内に振り付けを覚えなければならない。
ローレン「シーズン5は今までより進化していなければ。」と難易度の高いダンスを要求。
Mutationの二人組は「お呼びじゃない」とあきらめて退参。
マキシムとノブヤは合格。
ノブヤの今後が楽しみ。

二日目。
アリエル、シーズン3の時は高校生だった。
どこで落ちたのか思い出せない。
ナイジェルもそうだったようで「君はどこでいなくなったの?」
ナイジェルはアリエルをシーズン3の時に高く評価していた。
ラスベガスでコンテンポラリー、ミア・マイケルズの振り付けの時に脱落。
「演技が内にこもってしまうと言われた。」その教訓を生かして成長。
ラスベガスへ。

イ―ゴと二ーナ。
三年組んでいる。最後は床すれすれで二ーナの回転が続くチャチャ。
「一人づつを観てみたい。」と再審査へ。

二日目の夕方。
天気は雨に。

ケレン
傘を持って登場。美しい動き、筋肉が躍動するコンテ。
傘など小道具を使うとそれに囚われて返って失敗することもあるが、
最後まで傘との関係は崩れない。
何で傘を使ったのかという質問に涙が溢れる。
「今日は雨だから。」という平凡な答えが返ってくるかと思ったら、
「自分を愛してくれた叔母が亡くなった。
傘は自分を天界から見てくれていて覆うように守ってくれている叔母の気持ちと
自分の関わりを表す。」
ケレンの真摯なダンスへの気持ちに審査員も敬意を表する。
ラスベガス行きの切符を渡す。

チムセイ
20才、ニュージャージーから。
マイム風のコンテ、リズム感があり、アクロバティックな動き、ヒップホップも入る。
壁を蹴って回転、ステージ全体を使って最後は舞台の奥、ライトの後ろで終える。
今までのシーズンを観てきて大きな動きを予定している人は舞台の大きさが違うと、
思っていた通りの動きができずに調子が狂ってしまう。
チムセイは伸び伸びと演じた。が再審査。

二日目の再審査。
イ―ゴとチムセイはべガス、イ―ゴとペアの二ーナは不合格。

オーディションはデンバーへ移る。
ゲスト審査員はソーニャ。
前シーズンから振り付けで参加した。
ダークで危ない雰囲気のダンスが新鮮だった。

ケイラ
18才、コロラド。
父を知らず母と祖父母に育てられた。
おじいさんとおばあさんが客席から声援を送る。
手足だけでなく背中の動きが美しい。
べガスへ。
おじいさんが泣いている「誇りに思っている、才能が開花したんだ。」

ミーシャとミッチ。
男性二人がお揃いのコスチュームで社交ダンス。
片方はゲイ、もう片方はストレートで最初はお互いに当惑したが、今は女性と組むよりもいいと。
男女のパートを固定せずリードとフォローが入れ替わる、リードにも女性的な仕草があったりで、
落ち着かない。
再審査へ。残念ながら敗退。

司会のキャット、「この町の人は何というか(言葉を選んで)ユニークな人が多いわね。
標高が高いせいかしら?」
社交ダンスでパートナーが見つからなかったのか等身大の人形と踊る人、
ダンスではなくて舞台で体操にも見えない動きをしている人、
「自分が他の人とレベルが劣っているのがわかる?」
言われて頷く人もいるが、「わからない」と言う人も。

この番組を観てきて上手なダンサーはエロティックな動きも上品に見せる。
しかし下手な人に掛かると「おばあさんのストリップみたいだった。」
余りのえげつなさに「これはダンスコンテストなんだよ。」とナイジェルを怒らせる。

イライアス、弟で16才なので出場資格のないイ―ノックとペア。
ヒップホップ、若さが爆発、少年たちの元気いっぱいの可愛いダンス。
「あなたはカメラ移りもいいし、カリスマがあるわね。」
イライアスは再審査へ。

懐かしい二人の顔が。
この二人が再挑戦してきたかと思うと二人の姿を観るだけで顔が綻んでしまう。
審査員や視聴者もきっと同じだろう。

ブランドン
シーズン4で最初に観た時は優勝候補かとさえ思っていたのに、
ゲブがトップ20に、ブランドンは敗退。

ナタリー
トップ20でルームメートのケイティーと秤にかけられ、
ケイティーがそのプレッシャーにキレてしまい
「今度落選しても、もう次回に挑戦する気はない。」と言ったために落とさそうになる。
ナタリーは審査員との間に入って何とか取り成そうとした。
その結果、二人のどちらを取るか審査員たちが再び話し合うことに。
「やる気のない人はいらない」「最初の決定の通りにしたい」
と二つに意見は分かれたが多数決でケイティーがトップ20に。

二人ともいったいどれだけの思いでこの一年を過ごしてこの場に臨んだのだろうか。
ソーニャはナタリーの演技を観ながら興奮を抑えられない。
コメントを求められて泣いてしまう、「あなたの大ファンよ。魂が演技に込められていた」
メアリー「あなたを誇りに思う、先シーズンも良かったけど、更にずっと良くなって、
指先の動き一つにも神経が行き届いている。」
ナイジェル「今度は強敵になるルームメートはいないのかな?(笑)」
審査員もナタリー本人も泣いた。
ストレート トゥ べガス!
ナタリーはケイティーに電話する。「良いニュースがあるのよ。」
ケイティー「べガス行き決まりでしょ!」と歓声が電話の向こうから聞こえる。
ケイティーはナタリーの実力を信じていたのだ。

ブランドン
前回、トップ20に入れない理由がわからなかった。
今回は更に迫力が半端ではない。
審査員のメアリーは彼の演技を観て大泣き。
「この仕事をしていて、こういう時が一番嬉しい。こんな演技を目の前で観られる。
だれもがあなたのダンスの虜になるはず。昨年からの成長が目覚ましい。
絶対にトップ20に入れる。」

この番組を観ているとこういう場面があるから、やめられない。
努力した人、失敗をばねにする人、他人のせいにしないで自分の糧として行く人、
惜しみない賛辞が贈られる。

弟と参加したイライアス、再審査では敗退。
「また来年、来るよ。」と笑顔で返っていく。
次回は17歳、出場年齢に達した弟と共に必ず戻ってくるだろう。
19名がべガスへ。

エピソード1、寒さの中のニューヨークとデンバーが終わった。
次は暖かいフロリダとメンフィスだ。


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2 コメント

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はじめまして。 (AK)
2010-11-04 18:38:00
sindyさん、BSで今、放映中なのですか?
アメリカンダンスアイドル、ダンスだけでなく、いろいろなドラマがあり、魅力が尽きない番組ですよね。
アメリカでは既にシーズン7まで放映されているようなので、
これからもたっぷり楽しめそうです。
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観ました (sindy)
2010-11-04 15:08:00
昨夜からBS211で放送開始の「アメリカン ダンス アイドル」
それに先立って ここを読ませていただいていたので (゜ー゜)(。_。)ウンウンと頷きながら観ました 特に最後の二人は前回のシーズン4でも記憶に残っていた二人でしたので 懐かしさ?と益々飛躍した二人に感激ひとしおでした
やはり、人間 挫折も必要なのだと痛感

また色んな情報 教えてくださいね
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