Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

ダライ・ラマの前で歌うエリック・べネイ

2014-03-10 11:19:25 | エリックベネイの愛と人生
What the World Needs Now, Sung to Dalai Lama


昨夜、寝る前にYoutubeをEric Benetの名前で検索を掛けると、
思いがけず、この映像を見つけた。
ダライ・ラマの前で歌うエリックべネイ。
曲は"What a World Needs Now"と"The Prayer"
情報から自分の曲"My Prayer"を歌ったのかと思っていたら、
セリーヌ・ディオンの"The Prayer"だった。

まず驚いたのはエリックのダライラマに対する謙虚な態度。
合掌し、頭を下げ、彼の前を通る。
ステージ上で自分のコンサートとは違う場、アングロサクソン系のセレブ、
そしてダライ・ラマと彼を信奉する人々の前で歌うことに緊張しているようにみえる。
後でエリックが明かしているが、最初の曲"What A World Needs Now"は
突然振られたらしくて、歌詞がおぼろげだったらしい。
しかしそんなことも全く感じさせず、最後はデビッド・フォスターの指示で、
会場を指揮し観客たちにこの曲をコーラスさせている。
ダライ・ラマはそんなエリックの姿をにこやかに見つめている。

エリックとデビッドの息が合っていて、意志の疎通がスムーズだ。
曲のエンディングもデビッドのピアノを弾きながら瞬時に把握できるエリック。
長い付き合いだし、またこのような場に相応しいと
デビッドがエリックを選んでくれたのだろうか。

二曲目の"THe Prayer"は、ピアノを弾くDavid Fosterの脇で歌う。
こちらは伸びやかに気持ちを込めている。
この間、ステージ中央のラリー・キングの態度がちょっと気になってくる。
アメリカの大物ニュースキャスターと言えどもダライ・ラマに対してラフ過ぎる。
足を組み、曲の途中からラマ様の手を握ると離さない。

一方、ダライ・ラマはそんなラリーを一応受け止めつつ、
エリックの歌が佳境に入った時はその手を放しエリックへと向き合う。
最後にエリックはダライ・ラマに歩み寄り握手、ラマはその手を自分の頬へと寄せる。
エリックはその手にキス、顔をくしゃくしゃにしている。
合掌して一礼をしてダライ・ラマから離れるエリック。

ダライ・ラマは人間を超越した存在だと私は思っている。
もちろん神通力もあると。
そんなラマ様がエリックの自分を敬う気持ちや心の優しさを感じ取り、
態度に表した瞬間。
観ていて心が暖かくなる映像だった。

満場の観客達にどう見えるかでなくて、
ダライ・ラマに対して彼の作法に合わせようとしたエリックべネイ。

合掌とお辞儀でまた横切る時も一礼する様子に、
この人の心遣い、身に付いたものではあるけれども、
心がこもった謙虚な態度にますますエリックべネイが好きになった。


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