Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

Mama I Want To Sing 12/16@アミューズミュージカルシアター

2013-12-17 18:05:31 | その他のライブ
先月、試写会で観た「バックコーラスの歌姫(ディーバ)たち」
多くの著名な女性歌手たちが教会のコーラス出身であることが紹介されていた。
これはそれをまさしく地で行ったドリス・トロイ(ドリス・ウィンター)のストーリー。

東急シアターオーブ、大阪森ノ宮ピロティーホールを経て
アミューズミュージカルシアターでの初日。
友人が押さえてくれた席は3列目の中央ブロック。
しかし1列目は4人編成のバンド、2列目は観客を入れてないゆえに
最前列での鑑賞になる。

4人組が客席からおもむろに演奏位置につく。
ドラムスの青年が私達の前方になるが青年というよりも少年に近い。
終了後、声を掛けたがほんとうに素朴な雰囲気でいつもライヴハウス等に
出演するアーティストとは違う。
バンドのクルー達の様子が席から良く見えたが、キャストに向けて、
アイコンタクトしながらステージを盛り上げての演奏になる。

海外から来たミュージカルを観る時にはいつも予習が必要かと思っていたが、
これはもう歌、ゴスペルを体感して素直に感じ取る、そういう世界だ。

父親との別れ、母と娘の葛藤、母親以外に信頼できる目上の女性がいる心強さ、
女の子が夢を実現する過程が描かれる。
色彩豊かな歌の洪水に満ちている。
ニューオリンズのエッセンス・ミュージック・フェスティヴァル、
ラウンジの経験が甦ってくる。

前半の父の娘への遺言とも取れる歌、これが素晴らしかった。
そして娘を心配する余り束縛しようとする母と掛け合いになる"Mama I Want To Sing"
それ以外にもそれぞれの場所でキャストの歌やパーフォーマンスに圧倒される。

アンコール"This Little Lignt Of Mine"
会場は一気にチャーチ化する。
にわかファンになった牧師でお父さん役・Tyrone Flowers、ナレーター役のVy Higginsen、
ステージの上から歌う彼らを見ながら一緒に歌っていたところ、
出て来いとさかんに手招きされる。
ご一緒した方にも促され通路に出ると手を取られてステージの上に。
"This little light of mine"とタイロンが歌い、
私にマイクを向けてくれるので"I gonna let it shine!"と歌い返す。
最後は二人で一緒に"Let it shine, let it shine, let it shine!"

その後、客席から何人か歌や踊りの得意な人達がステージへと登ってくる。
それぞれが素敵なパーフォーマンスを披露してくれました。
タイロンはこちらを向いて「ありがとう!」と投げキスをくれる。

終了後のサイン会、聖歌隊指導者役のElijah Ahmed Lewis,
ドリス・ウィンター役のAhmaya Knoelle Higginson,
アンサンブルからYvette Rogers、
そしてナレーター役のVy Higginsonがテーブルを前に待ち構えている。
Vyが「あら、あなたのこと知っているわよ(笑)」と迎えてくれたのが嬉しい。

私事だが、5月から抱えてた問題が解決へと方向性が見えてきた日だっただけに、
ステージで歌わせていただいたフレーズ"I gonna let it shine!"
この言葉を座右の銘に来年へ繋げていこうと決意も新たにした夜だった。